用語集
2 級土木施工管理技士の学習用 用語集 (全 853 語)。名前・読み・別名・ slug で検索できます。
AE剤独立微細気泡
土木一般
AE剤独立微細気泡は、AE剤によってコンクリート中に入る、互いにつながらない小さな空気泡です。凍結時に水が膨張する逃げ場となり、寒冷地などでコンクリートの耐凍害性を高めます。試験では、仕組み、性質、現場での使いどころが頻出です。
ウェルポイント工法
土木一般
ウェルポイント工法は、掘削する場所の周りに多数の細い集水管を入れ、真空ポンプで地下水をくみ上げて水位を下げる工法です。砂地盤の掘削を乾いた状態に近づけ、安全に作業しやすくします。試験では、仕組み、性質、現場での使いどころが頻出です。
コンクリート連続打込み
土木一般
コンクリート連続打込みは、あらかじめ決めた打継目以外で作業を途切れさせず、先に打った層が固まり始める前に次のコンクリートを重ねる施工原則です。コールドジョイントや材料分離を防ぎ、構造物を一体として仕上げるために重要です。
コンクリート骨材品質4軸
土木一般
コンクリート骨材品質4軸は、骨材 (砂や砂利) を粒形、粗粒率、すりへり減量、有機不純物の4つから確認し、練りやすさ、強さ、すり減りにくさ、固まり方への影響を読む見方です。材料を選ぶ段階で不具合を防ぐために重要です。
シリカフューム
土木一般
シリカフュームは、シリコンなどを製造するときに出る非常に細かい粉を利用したコンクリート用混和材です。セメント粒子のすき間を埋め、緻密で水や塩分が入りにくいコンクリートにします。試験では、材料の働き、品質への影響、使う場面が頻出です。
スランプ試験30cm0.5cm
土木一般
スランプ試験30cm0.5cmは、高さ30cmのスランプコーンを使い、コンクリートがどれだけ下がるかを0.5cm単位で測る試験です。生コンクリートのやわらかさ、つまり施工しやすさを確認する代表的な方法です。
フライアッシュ
土木一般
フライアッシュは、石炭火力発電所で出る細かな灰を、セメントの一部と置き換えて使う混和材 (コンクリートに混ぜて性質を整える材料) です。発熱を抑え、流動性や長期強度を高めやすいため、マスコンクリートなどで役立ちます。
フライアッシュ発熱低減耐久性
土木一般
フライアッシュ発熱低減耐久性は、石炭火力発電で出る細かな灰を混和材 (コンクリートに混ぜる材料) として使い、水和熱を抑えて長く強い組織にする性質です。大きな構造物の温度ひび割れ対策に役立ちます。試験では、材料の働き、品質への影響、使う場面が頻出です。
プレローディング工法
土木一般
プレローディング工法は、軟らかい粘土の地盤に本工事前の盛土などで先に重みをかけ、水を抜いて沈下を進めておく地盤改良工法です。完成後に道路や構造物が大きく沈むのを防ぐために使います。試験では、仕組み、性質、現場での使いどころが頻出です。
型枠湿らせる打込み
土木一般
型枠湿らせる打込みは、コンクリートを流し込む前に型枠の内面を水で湿らせ、型枠がコンクリート中の水を吸い取るのを防ぐ施工要点です。水分が奪われると表面不良やスランプ低下につながるため、打込み前の確認が大切です。
寒中コンクリート日平均4℃
土木一般
寒中コンクリート日平均4℃は、日平均気温が 4℃ 以下になると予想される時期のコンクリート施工を寒中扱いにする基準です。低温では硬化が遅れ、初期凍害を受けやすいため、材料温度や保温養生の管理が必要です。
押え盛土工法
土木一般
押え盛土工法は、軟弱地盤上の本盛土が横へすべり出そうとするのを防ぐため、法尻側に別の盛土を置いて重みで抵抗力を増す工法です。盛土の安定を高め、側方すべりや崩壊を防ぐ対策になります。試験では、仕組み、性質、現場での使いどころが頻出です。
施工含水比範囲内なら調整不要
土木一般
施工含水比範囲内なら調整不要は、盛土材料の自然含水比が締固めに適した範囲に入っていれば、敷均し前の加水や乾燥を行わず、そのまま施工してよいという判断です。範囲外のときだけ水分調整を行います。試験では、仕組み、性質、現場での使いどころが頻出です。
暑中コンクリート25℃超
土木一般
暑中コンクリート25℃超は、日平均気温が 25℃ を超えると見込まれる時期に施工するコンクリートです。高温で水分が早く失われやすいため、運搬、打込み、養生を急ぎ、温度上昇と乾燥を抑える管理が必要です。
水中コンクリートトレミー管
土木一般
水中コンクリートトレミー管は、水中でコンクリートを打ち込むときに、管の先端を既に打ったコンクリート内へ入れたまま供給し、水と混ざって材料分離するのを防ぐ方法です。試験では、材料の働き、品質への影響、使う場面が頻出です。
流動化剤
土木一般
流動化剤は、硬練りまたは通常のコンクリートを練り混ぜた後に添加し、単位水量を増やさずスランプを大きくして流動性を高める混和剤です。運搬後の施工性改善に使われ、減水剤との添加時期と目的の違いが試験でよく問われます。
流動化剤 vs 減水剤
土木一般
流動化剤 vs 減水剤は、どちらもコンクリートを扱いやすくする混和剤ですが、入れる時期と目的が違うという対比です。流動化剤は練り混ぜ後に後添加して流れやすくし、減水剤は練り混ぜ時に水量を減らしながら作業性を保ちます。
混和剤
土木一般
混和剤は、コンクリートの性能を調整するため、セメント質量の 5% 未満を目安に少量添加する液体状の材料です。AE剤、減水剤、流動化剤などがあり、空気量、流動性、凝結時間を変えるため、混和材との量と形状の違いが重要です。
混和材
土木一般
混和材は、コンクリートの性質を改善するため、セメント質量の 5% 以上を目安に加える粉体または固体材料です。フライアッシュや高炉スラグ微粉末などが代表で、混和剤より使用量が多く、材料名と効果の組合せが試験で問われます。
混和材 vs 混和剤
土木一般
混和材 vs 混和剤は、コンクリートに加える材料を、量が多く配合の容積に入れる粉体などの混和材と、少量で性能を調整する液体などの混和剤に分ける考え方です。名称が似ているため、量と計算上の扱いで区別します。
混和材 vs 混和剤5%分類
土木一般
混和材 vs 混和剤5%分類は、コンクリートに加える材料をセメント質量に対する使用量で分ける考え方です。5%以上は混和材、5%未満は混和剤として、配合設計や試験で取り違えを防ぎます。試験では、目的、対象、使う場面の入れ替えに注意します。
減水剤
土木一般
減水剤は、コンクリートを練り混ぜる前に添加し、必要なワーカビリティーを保ったまま単位水量を減らす混和剤です。水セメント比を下げて強度や耐久性を高められるため、流動化剤との目的と添加時期の違いを押さえます。
湿潤養生七五三
土木一般
湿潤養生七五三は、日平均気温 15℃以上のコンクリートで、湿った状態を保つ期間を混合セメント 7 日、普通ポルトランド 5 日、早強ポルトランド 3 日以上と覚える整理です。試験では、仕組み、性質、現場での使いどころが頻出です。
盛土の締固め 構造物縁部
土木一般
盛土の締固め 構造物縁部は、擁壁や橋台などの近くにある狭い盛土部分を、タンパやプレートコンパクタなどの小型機械で丁寧に締め固める作業です。大型機械が入りにくく構造物を傷めやすい場所なので、層ごとの確実な施工が大切です。
石灰パイル工法
土木一般
石灰パイル工法は、軟弱地盤の中に生石灰などの柱をつくり、発熱、膨張、脱水、固化の作用で周囲の土を強くする地盤改良工法です。水を多く含む粘性土の改良に使われます。試験では、仕組み、性質、現場での使いどころが頻出です。
粒度
土木一般
粒度は、土や骨材が、どんな大きさの粒をどんな割合で含んでいるかを表したものです。大小の粒がバランスよくまざっていると、すき間が少なくよく締まります。土の性質や、コンクリート・路盤材の良し悪しを判断する大切な目安になります。
膨張コンクリート
土木一般
膨張コンクリートは、膨張材を混ぜて硬化中に少しふくらませ、乾燥などで縮もうとする力を打ち消すコンクリートです。収縮ひび割れを抑えたい床版や水槽などで使われ、鉄筋に適度な引張りを与えて耐久性を高めます。
高炉スラグ微粉末長期強度水密性
土木一般
高炉スラグ微粉末長期強度水密性は、製鉄で出る高炉スラグを細かくした混和材が、コンクリートの組織を時間をかけて緻密にし、長期強度や水の通しにくさを高める性質です。収縮を直接抑える材料ではなく、水密性向上と区別して覚えます。
N値
工学基礎
N値は、標準貫入試験でサンプラーを地中に30cm打ち込むために必要な打撃回数です。数が大きいほど地盤は硬く締まっており、基礎や杭の深さを判断する大切な目安になります。試験では、式の意味、単位、似た指標との違いをセットで確認します。
こね返し
工学基礎
こね返しは、粘性土を締め固めようとして練りすぎたとき、土が軟らかくなって強度が下がってしまう現象です。タンピングローラの突起などで粘性土を練り込みすぎると起こります。締め固めるはずが逆に弱くなるため、粘性土の締固めでは注意が必要です。
シルト
工学基礎
シルトは、土を粒の大きさで分けたときの区分の一つで、砂より細かく、粘土より粗い土の粒です。粒径は約0.005〜0.075mmで、粘土ほどの粘りはなく、砂ほどの水はけもない、中間的な性質をもちます。
スパン
工学基礎
スパンは、梁を支える支点と支点の間の距離 (径間) のことです。単純梁では、両端の2つの支点の間の長さがスパンです。スパンが長いほど、同じ荷重でも曲げモーメントが大きくなり、梁にかかる負担が増えます。
セメント比表面積水和反応
工学基礎
セメント比表面積水和反応は、セメント粒子が細かく比表面積 (重さあたりの表面の広さ) が大きいほど水と触れる面が増え、水和反応が速く進む性質です。初期強度に影響するため、材料の細かさを理解することが大切です。
せん断力
工学基礎
せん断力は、梁などの部材の断面に生じる、部材をずらして断ち切ろうとする向きの内力です。荷重や反力によって生じ、断面の左右で互いに反対向きに働きます。曲げモーメントとともに、梁の設計で必ず確かめる内力の一つです。
せん断強度
工学基礎
せん断強度は、土がずれて崩れようとする力に抵抗する強さのことです。土の粒どうしのかみ合わせ (内部摩擦) と、粘り気による結びつき (粘着力) から生まれます。この強さが高いほど斜面や盛土が崩れにくくなるため、盛土材料にはせん断強度の高い土が望まれます。
パイピング
工学基礎
パイピングは、堤防や掘削地盤の弱い部分を地下水が通り抜け、細い水みちを作りながら土粒子を少しずつ流出させる現象です。進行すると空洞化や破壊につながるため、砂質土の浸透破壊としてボイリングと関連して問われます。
ヒービング
工学基礎
ヒービングは、軟弱な粘性土地盤を深く掘削したとき、掘削底面の土が周囲から押されて盛り上がる現象です。土留め壁の内外で土圧のつり合いが崩れることが原因で、根入れ不足や掘削底面の破壊、山留めの安定照査として頻出します。
ベルヌーイ3水頭
工学基礎
ベルヌーイ3水頭は、水の流れがもつエネルギーを位置水頭、圧力水頭、速度水頭の 3 つの高さで表す整理です。管の高低差、圧力、流速の関係を同じ単位の高さで比べられるため、水理計算の基本になります。試験では、式の意味、単位、似た指標との違いをセットで確認します。
ベルヌーイの定理
工学基礎
ベルヌーイの定理は、流れが一定で水のように縮みにくい流体では、速度によるエネルギー、圧力によるエネルギー、高さによるエネルギーの和が同じになるという考え方です。配管や水路で圧力低下や流速の変化を読む基礎になります。
ボイリング
工学基礎
ボイリングは、砂質地盤の掘削底面などで上向きの地下水圧が強くなり、砂粒と水が沸き上がるように噴き出す現象です。土の有効応力が失われるため、底面破壊や土留めの不安定化につながり、ヒービングとの区別が重要です。
モーメント総和
工学基礎
モーメント総和は、ある点のまわりで物体を回そうとする働き (モーメント) を、すべて足し合わせたものです。静止した物体では、任意の点まわりのモーメント総和がゼロになります。この条件を使って、梁の支点の反力を求めます。
三相モデル
工学基礎
三相モデルは、土を「土粒子・水・空気」の3つの相に分けて表した模式図です。それぞれの体積や質量の比から、含水比・間隙比・飽和度などの土の状態を表す値を求めるための、土質力学の基礎になります。
乾燥密度
工学基礎
乾燥密度は、土粒子の質量を土全体の体積で割った密度です。水分を除いた土粒子量に着目するため、締固め管理や最大乾燥密度、最適含水比との関係を評価する基礎指標になります。試験では含水比との関係と締固め度の判定が問われます。
位置水頭
工学基礎
位置水頭は、基準面からの水の高さそのもののことで、位置エネルギーを表します。記号 z で表されます。3つの水頭の中で唯一、換算せずに高さがそのまま値になります。ベルヌーイの定理で扱う3つの水頭の一つです。
低含水比
工学基礎
低含水比は、土に含まれる水分の割合 (含水比) が低く、土が乾き気味の状態のことです。水分が少ない粘性土には、突起で練り込むタンピングローラが適します。関東ロームは、低含水比の粘性土の例として扱われます。
体積増加
工学基礎
体積増加は、土が水を吸って膨らみ、もとより体積が大きくなる現象のことです。とくに粘土を多く含む土が水を吸着すると起こり、膨潤とも呼ばれます。盛土が体積増加を起こすと、地盤が持ち上がったり強度が下がったりするため、注意が必要です。
最大乾燥密度
工学基礎
最大乾燥密度は、土を一定の力で締め固めたときに得られる、乾燥密度の最大の値です。土が最もよく締まる最適含水比のときに得られ、盛土がどれだけ締まったかを判定する締固め度の基準として使われます。
最適含水比
工学基礎
最適含水比は、土を一定の力で締め固めたときに、最もよく締まって乾燥密度が最大になる含水比のことです。締固め試験で求め、盛土を効率よく締め固めるための、締固め品質管理の目標として使われます。
力のモーメント
工学基礎
力のモーメントは、支点まわりに物を回す力のはたらきです。大きさは力 F と支点から力までの距離 r の積 M=F×r で表し、単位は kN・m などを使います。曲げモーメントとは別に考えることが大切です。
力の釣合い
工学基礎
力の釣合いは、物体が静止しているとき、加わっている力やモーメントが互いに打ち消し合って、合計がゼロになっている状態のことです。動かない構造物では「上下の力の合計=0」「左右の力の合計=0」「回そうとする効果の合計=0」が成り立ちます。この関係を使って、支点反力などの未知の力を計算します。
動水勾配
工学基礎
動水勾配は、水が流れる方向に沿った、単位長さあたりの水位(エネルギー)の落ち込みの割合です。マニングの式に使われ、勾配が急なほど水は速く流れます。開水路では、おおむね水面の勾配で表されます。
単純支持
工学基礎
単純支持は、梁の端を、回転は自由にしながら、曲げの力で固定しない形で支える支持条件です。両端を単純支持した梁を単純梁と呼び、構造計算の最も基本的なモデルになります。端では曲げモーメントが生じず、ゼロになります。
単純梁
工学基礎
単純梁は、一端をピン支点、他端をローラー支点で支えるような、端部に曲げモーメント (曲げようとする力) を伝えない基本の梁です。反力、せん断力、曲げモーメントを学ぶ出発点として試験でもよく使われます。
反力
工学基礎
反力は、梁や構造物を支えている支点が、加わった荷重につり合うように押し返す力のことです。荷重で構造物が動かないのは、支点がちょうど同じ大きさの力で支え返しているからです。力の釣合いの式を使って求め、その後の曲げモーメントやせん断力の計算の出発点になります。
含水比
工学基礎
含水比は、土に含まれる水の量を表す指標で、土の中の水の質量を、乾いた土(土粒子)の質量で割り、百分率で表したものです。締固めや土の強さに大きく影響するため、土質試験で求める基本的な値です。
含水比w質量比
工学基礎
含水比w質量比は、土に含まれる水の質量を、乾いた土粒子だけの質量で割って百分率にした値です。湿り具合を質量で比べる指標なので、土全体の質量や体積を分母にしない点が大切です。試験では、式の意味、単位、似た指標との違いをセットで確認します。
図心
工学基礎
図心は、図形や断面の面積のつり合いから決まる幾何学的な中心です。材料の重さを考えない形だけの中心で、断面の曲げ計算や断面二次モーメントを求める基準点として使われます。試験では、式の意味、単位、似た指標との違いをセットで確認します。
土の3相記号
工学基礎
土の3相記号は、土を土粒子、水、空気の三つに分け、質量 m や体積 V の記号で整理する土質計算の基本です。密度、含水比、間隙比などの式で、どの量を使うかを間違えないために使います。試験では、式の意味、単位、似た指標との違いをセットで確認します。
土圧
工学基礎
土圧は、土が背後から壁や構造物を押す力のことです。擁壁や土止め支保工は、この土圧を受け止めて、土が崩れたり押し出されたりするのを防ぎます。土圧は土の重みや高さが大きいほど増し、構造物の設計で必ず考える力です。
土粒子密度
工学基礎
土粒子密度は、土の固体粒子そのものの質量を、その粒子の体積で割った密度です。間隙の水や空気を含む湿潤密度とは異なり、土の三相関係や含水比、間隙比を計算する基礎値になります。試験では定義、式、関連指標の関係を整理して問われます。