ウェルポイント工法
ウェルポイント工法は、掘削する場所の周りに多数の細い集水管を入れ、真空ポンプで地下水をくみ上げて水位を下げる工法です。砂地盤の掘削を乾いた状態に近づけ、安全に作業しやすくします。試験では、仕組み、性質、現場での使いどころが頻出です。
セクション別の図解
掘削部の周囲に多数のウェルポイント管が並び、地下水位線が作業床より下へ下がった断面が描かれています。
ウェルポイント工法は、小口径の集水管をたくさん打ち込み、ポンプで地下水を吸い上げる地下水低下工法です。水槽の水を複数の細いストローで吸うように、掘削範囲の水位を下げます。水が湧きやすい砂質地盤で、掘削底のぬかるみや土砂の流れ込みを防ぎ、安全に作業するために使われます。
[適用場面] ウェルポイント工法は、地下水位が高い砂地盤の掘削で使います。細い集水管を周囲に並べて水を吸い上げ、掘削内を乾いた状態に近づけます。
複数のウェルポイント管がヘッダ管につながり、真空ポンプへ水が集まり、下がった地下水位線が示されています。
要点は、一本の井戸で一気に抜くのではなく、多数のウェルポイントをヘッダ管でまとめて吸うことです。真空ポンプが管内の圧力を下げ、水を集めやすくします。ウェルポイント工法では、管の間隔、ポンプ能力、地下水位の下がり具合を確認します。水位低下が足りないと、掘削底の盤ぶくれや湧水につながります。
左から右へ、ウェルポイント設置、ヘッダ管接続、真空ポンプ運転、乾いた状態での掘削が順に並んでいます。
手順では、まず掘削範囲の周囲にウェルポイント管を所定間隔で設置します。次にヘッダ管へ接続し、真空ポンプを動かして地下水をくみ上げます。水位が計画高さまで下がったことを確認してから掘削に入ります。ウェルポイント工法では、ポンプを先に止めると水位が戻るため、施工中の連続運転と水位監視が必要です。