管理図
管理図は、品質のばらつきを管理するために、測定値を時間の順に点で打ち、管理限界線とともに表したグラフです。点が管理限界線の中で安定していれば工程は正常、限界線の外に出ると工程に異常がある疑いがあると判断します。
セクション別の図解
管理図の点が管理限界線を外れたところで、工程の異常に気づいて原因を調べる様子が示されています。
管理図は、工事の品質管理で、工程の異常を早く見つけるために使われます。コンクリートの強度や路盤材の厚さなど、測定して得られる連続量の管理に向いています。点が管理限界線の中で安定していれば、工程は安定していると判断できます。点が限界線を外れたら、すぐに原因を調べて手を打ちます。こうして、品質のばらつきを抑え、工程を安定した状態に保ちます。
長さや重さを扱う計量値の管理図と、不良個数などを扱う計数値の管理図が対比されています。
管理図は、扱うデータの種類によって使い分けます。長さ・重さ・強度のように、測って得られる連続した数値(計量値)には、x-R管理図などを使います。不良品の個数や欠点の数のように、数えて得られる数値(計数値)には、p管理図やc管理図などを使います。計れる値か数える値かでデータの性質がちがうため、それに合った管理図を選びます。
過去のデータから求めた平均と、その上下のばらつきの範囲(管理限界線)が引かれ、正常か異常かを判断する様子が示されています。
管理図のもとになる考え方は、統計的なばらつきです。どんな工程にも、避けられない自然なばらつきがあります。過去のデータから、その自然なばらつきの範囲(目安は平均±3σ)を求め、管理限界線として引きます。点がこの範囲に収まっていれば正常なばらつき、範囲を外れれば、自然なばらつきでは説明できない異常が起きている疑いがある、と判断します。
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