x-R管理図
x-R管理図は、長さや強度のような測定値について、平均値 x と範囲 R を上下 2 つの折れ線で追い、工程が安定しているかを見る品質管理図です。規格に合うかだけでなく、ばらつきの変化を早く見つけるために使います。
セクション別の図解
上段に平均値 x の折れ線、下段に範囲 R の折れ線があり、それぞれ中心線と管理限界線が引かれています。
x-R管理図は、同じ条件で測った複数の計量値を小グループに分け、平均値 x と範囲 R を別々に追う図です。上の図で中心のずれを見て、下の図でばらつきの広がりを見ます。体温表で熱の上下を見るように、工程のいつもと違う動きを早く見つけ、原因を調べるきっかけにします。
折れ線の近くに統計的な管理限界線があり、別の帯として製品の規格上限と規格下限が離して示されています。
管理限界は、工程が普段どおり動いているかを統計的に見る線です。規格値は、完成品として合格できる範囲を決める線です。x-R管理図では、点が規格内にあっても、管理限界を越えたり片側に偏ったりすれば工程異常を疑います。管理限界は工程の安定、規格値は製品の要求範囲を表します。
[測定管理] x-R管理図は、測定値の平均とばらつきの幅を時系列で見ます。強度や厚さの変化から、工程が安定しているかを確認します。
管理図の中央線を基準に、上側管理限界と下側管理限界が平均値からおよそ 3σ 離れた位置に描かれています。
管理限界の考え方は、偶然のばらつきで出る範囲と、異常原因を疑う範囲を分けることです。σ (シグマ、標準偏差) は値の散らばりを表します。x-R管理図では、中心線から大きく外れた点や不自然な並びを見て、材料、機械、作業方法の変化を探します。点が線を越えたら不合格品という意味ではなく、工程を調べる合図です。
関連用語
この用語と関連する用語に進めば、学習が広がります。