正規分布
正規分布は、測定値が平均値を中心に左右対称に分布し、中央が高く両端が低い、つりがね型の分布のことです。避けられない偶然のばらつきが集まると現れ、品質が安定した工程の測定値はこの形に近づきます。
セクション別の図解
ヒストグラムが正規分布に近く規格内に収まるかを確認し、工程が安定しているか判断する様子が示されています。
正規分布は、品質管理で工程の安定を判断するのに使われます。測定値をヒストグラムにして、正規分布に近い左右対称の形か、規格値の範囲に余裕をもって収まっているかを確認します。形がくずれていたり規格をはみ出していたりすれば、原因を調べて工程を改善します。正規分布という基準があることで、ばらつきの良し悪しを客観的に判断できます。
正規分布に近い良好なヒストグラムと、二山や離れ小島のある異常なヒストグラムが対比されています。
正規分布は、ヒストグラムの形を判定する基準になります。測定値のヒストグラムが、平均を中心に左右対称のつりがね型(正規分布)で、規格値の中央に収まっていれば、品質管理が良好に行われていると判断できます。逆に、分布が大きく偏っていたり、山が二つあったり、離れた所に小さな山があったりすると、工程に何か異常がある疑いがあります。
多くの偶然のばらつきが積み重なると、平均を中心としたつりがね型(正規分布)になる様子が示されています。
正規分布が品質管理で重要なのは、避けられない偶然のばらつきが集まると、自然にこの形になるからです。分布の広がりは、平均値からのばらつきの大きさ(標準偏差)で表せます。正規分布では、測定値のほとんどが平均±標準偏差の3倍(±3σ)の範囲に収まります。この性質が、管理図の管理限界線(平均±3σ)を引く根拠にもなっています。
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