余裕日数
余裕日数は、ネットワーク式工程表で、ある作業を遅らせても工事全体の工期に影響しない、許される遅れの日数です。フロートとも呼ばれ、最も日数のかかるクリティカルパス上の作業は余裕日数がゼロになります。
セクション別の図解
余裕のある作業から余裕のない作業へ人員を回し、全体の工期を守る工夫が示されています。
余裕日数は、工程管理に役立ちます。余裕ゼロのクリティカルパス上の作業は遅れが許されないため、重点的に管理します。余裕のある作業は、その範囲で開始を遅らせたり、人員や機械を余裕のない作業に回したりできます。こうして限られた資源をうまく配分し、全体の工期を守ったり、短縮を検討したりするのに使われます。
余裕日数がゼロのクリティカルパスと、余裕のある経路が対比され、どこを重点管理すべきかが示されています。
余裕日数は、クリティカルパスと深く関係します。最も日数のかかる経路(クリティカルパス)上の作業は、少しでも遅れると全体の工期が延びるため、余裕日数がゼロです。それ以外の経路の作業には余裕があります。つまり、余裕日数を調べれば、絶対に遅らせてはいけない作業(余裕ゼロ)と、多少のゆとりがある作業を見分けられ、どこを重点的に管理すべきかがわかります。
クリティカルパスの日数と、ある作業を含む経路の日数の差が、その作業の余裕日数になる関係が示されています。
余裕日数は、計算で求められます。基本は、クリティカルパス(最長経路)の日数から、その作業を含む経路の日数の合計を引いた差です。たとえば最長経路が21日、ある作業を含む経路が16日なら、その作業の余裕日数は5日です。差が大きいほど時間的なゆとりが大きく、差がゼロならその作業はクリティカルパス上にあることになります。
関連用語
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