技術上の管理
技術上の管理は、主任技術者・監理技術者が行う本来の業務で、工事を適正に行うための技術的な管理のことです。施工計画の作成、工程管理、品質管理などがこれにあたります。経理や財務、見積書の作成などは含まれず、あくまで施工の技術にかかわる管理です。
セクション別の図解
施工計画の作成・工程管理・品質管理という技術上の管理が、現場で技術者によって行われている様子が描かれています。
技術上の管理の具体例は、施工計画の作成、工程管理、品質管理です。施工計画では工事の進め方を決め、工程管理では計画どおりに進むよう調整し、品質管理では求めた品質を確保します。これらは、建設業法で主任技術者・監理技術者の職務として定められた技術上の管理にあたります。さらに、施工に従事する人への技術上の指導監督とあわせて行うことで、現場全体の技術が保たれ、適正な施工が実現します。
左に施工計画・工程・品質を扱う技術上の管理、右に経理・財務といったお金の管理を並べ、技術者の職務範囲が対比されています。
技術上の管理と、経理・財務などのお金の管理は、別の業務です。技術上の管理は、施工計画の作成・工程管理・品質管理など、工事を適正に行うための技術的な事項を扱います。これが主任技術者・監理技術者の本来業務です。経理や財務、下請代金の見積書作成などは、お金や事務にかかわる業務で、技術者の本来の職務には含まれません。技術者の職務は、あくまで施工の「技術面」にあると区別することが大切です。
工事現場で、技術者が技術的な判断と管理に専念し、それによって適正な施工が確保される様子が示されています。
技術上の管理が技術者の職務とされているのは、工事を適正に行うには技術的な管理が欠かせないからです。施工計画を立て、工程を管理し、品質を確保するには、専門の知識と判断が必要です。これを資格をもつ主任技術者・監理技術者が担うことで、施工の質と安全が保たれます。職務を技術的な事項に限って定めることで、技術者が本来の役割に専念でき、工事が適正に進められます。
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