施工計画
施工計画は、工事をどんな手順・方法・体制で進めるかを、工事の前にまとめた計画です。現場の条件や使う工法をふまえて立て、工程・品質・安全・コストの土台になります。主任技術者・監理技術者が行う技術上の管理の出発点です。
セクション別の図解
主任技術者が、現場条件をふまえて施工計画を作成し、それが工程・品質管理の基礎として現場に生かされる様子が描かれています。
施工計画の作成は、主任技術者・監理技術者の本来業務の一つです。建設業法では、これらの技術者の職務として、施工計画の作成、工程管理、品質管理その他の技術上の管理が定められています。施工計画はその出発点で、現場条件や工法を見極めて立てます。作成した計画は、工程・品質・安全の管理の基礎として現場で実行されます。技術者が良い計画を立てることが、工事を適正に進める前提になります。
左で工事前に進め方を決める施工計画、右で工事中に進み具合を調整する工程管理を並べ、段階のちがいが対比されています。
施工計画と工程管理は、計画と実行の関係でつながっています。施工計画は、工事を始める前に「どう進めるか」を決める段階です。工程管理は、工事が始まったあと、その計画どおりに進んでいるかを見て、遅れがあれば調整する段階です。まず施工計画で道すじを描き、それを工程管理で実行に移す、という流れになります。良い施工計画があってこそ、工程管理もうまく進められます。
現場条件や工法をふまえて練られた施工計画から、工程・品質・安全・コストの管理が枝分かれして支えられる様子が示されています。
施工計画が重要なのは、その後のすべての管理の土台になるからです。現場の条件や使う工法を正しくふまえ、無理のない手順を組むことで、工事は計画どおりに進めやすくなります。逆に計画があいまいだと、工程が遅れたり、品質や安全に問題が出たりします。工程管理・品質管理・安全管理は、いずれも施工計画を基準にして行われます。だから、最初に良い施工計画を立てることが、工事全体の成否を左右します。
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