技術上の指導監督
技術上の指導監督は、主任技術者・監理技術者が、施工に従事する人に対して行う、技術的な指示や監督のことです。現場の技術者・作業員に正しい作業を指導し、品質や安全を確保します。技術上の管理とともに、これらの技術者の本来業務とされています。
セクション別の図解
技術者が作業員に施工方法を教え、作業の進み方を確認しながら品質と安全を確保する様子が描かれています。
技術上の指導監督の具体例は、作業員への技術的な指導と、施工方法の監督です。たとえば、締固めの回数や方法、安全に作業するための注意点を作業員に指導し、その通りに行われているかを監督します。これは、施工計画の作成・工程管理・品質管理といった技術上の管理と一体で行われます。技術者が、計画を立てる管理と、それを現場で実行させる指導監督の両方を担うことで、工事全体の技術が確保されます。
左に作業員へ技術を指導する技術上の指導監督、右に施工計画や品質を管理する技術上の管理を並べ、対比されています。
技術上の指導監督と技術上の管理は、どちらも主任技術者・監理技術者の本来業務ですが、向きがちがいます。技術上の指導監督は、施工に従事する「人」に対して、正しい作業を指導し監督することです。技術上の管理は、施工計画・工程・品質といった「工事の進め方」を管理することです。計画を立てて管理し (技術上の管理)、それを現場の人に正しく実行させる (技術上の指導監督)、という両輪で適正な施工が実現します。
技術者の指導のもとで作業員が正しく施工し、品質と安全が確保される流れが矢印で示されています。
技術上の指導監督が職務とされているのは、計画があっても、現場の人が正しく作業しなければ品質も安全も保てないからです。どれほど良い施工計画を立てても、作業員がその通りに施工しなければ意味がありません。そこで、技術者が現場で作業員に正しい施工方法を指導し、作業を監督します。これにより、作業のばらつきや誤りが減り、計画した品質と安全が現場で実現します。指導監督は、計画と現場をつなぐ役割を果たします。
関連用語
この用語と関連する用語に進めば、学習が広がります。