石灰安定処理
石灰安定処理は、現場の土や路盤材料に石灰を混ぜて締め固め、強さを高める安定処理の工法です。とくに水を多く含む粘性土に効果があり、最適含水比よりやや湿潤な状態で締め固めるのが特徴です。
セクション別の図解
水を多く含む粘性土の路床を、石灰安定処理で改良し、舗装を支えられる強い地盤に仕上げる様子が示されています。
石灰安定処理は、道路の路床や路盤で、水を多く含む粘性土を改良するのに使われます。現場の土に石灰を混ぜて締め固める現場混合方式で行い、やわらかく弱い粘性土を、舗装を支えられる強い層に変えます。雨で水を多く含んだ土でも、石灰が水分を吸って扱いやすくするため、施工しやすくなります。含水比の高い土の改良に向いた、代表的な安定処理の工法です。
水を多く含む粘性土に石灰、幅広い土にセメントを使う、安定処理の材料と対象土のちがいが対比されています。
石灰安定処理は、セメント安定処理と、効果のある土がちがいます。石灰安定処理は、水を多く含む粘性土に効果が高く、石灰が水分を吸って土を扱いやすくしてから固めます。セメント安定処理は、より幅広い土に使え、確実に強さを高められます。やわらかく水の多い粘性土には石灰、それ以外の幅広い土にはセメント、というように、対象とする土に応じて使い分けます。
石灰が粘性土の余分な水分を吸い取り、化学反応で土の粒子を結びつけて、やわらかい土を強い土に変える様子が示されています。
石灰安定処理が粘性土に効くのは、石灰が水分を吸う性質をもつからです。水を多く含むやわらかい粘性土は、そのままでは扱いにくく弱いですが、石灰を混ぜると余分な水分が吸い取られて扱いやすくなります。さらに、石灰が土と化学反応を起こして粒子を結びつけ、時間とともに強くなります。締固めは、最適含水比よりやや湿潤な状態で行うと、よく締まって効果が高まります。
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