セメント安定処理
セメント安定処理は、現場の土や路盤材料にセメントを混ぜて締め固め、強さと耐久性を高める安定処理の工法です。セメントの硬化が始まる前に締固めを完了させることが、施工のポイントになります。
セクション別の図解
道路の路盤づくりで、現場の土にセメントを混合・締固めして、舗装を支える強い路盤に仕上げる様子が示されています。
セメント安定処理は、道路の路盤や路床を強くするために使われます。現場の土にセメントを混ぜて締め固める現場混合方式で行うことが多く、弱い土でも舗装を支えられる強い層に改良できます。これにより、上にのせる舗装の支持力が高まり、わだち掘れや沈下に強い道路になります。手に入る現場の土を生かせるため、良質な材料の運搬を減らせる利点もあります。
セメントで固めるセメント安定処理、石灰で固める石灰安定処理、アスファルトで固める瀝青安定処理が、混ぜる材料で対比されています。
セメント安定処理は、ほかの安定処理工法と、混ぜる材料がちがいます。セメント安定処理はセメントを混ぜて固めます。石灰安定処理は石灰を混ぜ、とくに粘性土に効果があります。瀝青安定処理はアスファルトを混ぜて固めます。土の種類や求める強さに応じて、どの材料で安定処理するかを使い分けます。セメントは幅広い土に使え、確実に強さを高められます。
混ぜたセメントが水と反応して、土の粒子どうしを硬く結びつけ、全体を一体の強い層に固める様子が示されています。
セメント安定処理で土が強くなるのは、セメントが水と反応して固まり、土の粒子どうしを結びつけるからです。ばらばらだった土の粒が、セメントの硬化によって一体となり、荷重を支えられる強い層になります。このとき、締め固めて密にすることで、すき間が減りさらに強くなります。ただし、硬化が始まってから締め固めると、固まりかけた組織を壊してしまうため、硬化前に締固めを完了させることが重要です。
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