路盤
路盤は、路床の上にあって、その上の表層・基層を支えながら、交通の重みを路床へ分散して伝える層です。砕石などをしっかり締め固めて造り、舗装が沈んだり割れたりしないよう荷重をやわらげる役割を持ちます。役割の大きさに応じて上層路盤と下層路盤に分けることもあります。
セクション別の図解
粒度を調整した砕石やクラッシャランなど、路盤に使われる代表的な材料と粒の大きさの分布が示されています。
路盤には、大小の石がほどよく混ざって締め固めやすい材料が使われます。代表的なのが、粒の大きさを調整した粒度調整砕石や、岩を砕いたクラッシャランです。大小の粒が混ざっていると、小さな粒が大きな粒のすき間に入り込んでかみ合い、締め固めると強くて安定した層になります。施工では規定の締固め度や厚さを管理し、荷重をしっかり分散できる路盤に仕上げます。
路盤を上下2層に分け、上層路盤と下層路盤がそれぞれどの位置でどんな材料かを対比して示しています。
路盤は、役割の大きさに応じて上層路盤と下層路盤に分けることがあります。上層路盤は基層の直下にあって大きな荷重を受けるため、粒度調整砕石などの良質な材料を使います。下層路盤は路床の直上にあり、比較的安価な材料でも役割を果たせます。上ほど大きな力がかかるので良い材料を使う、という考え方で、舗装の厚さやコストのバランスをとっています。
表層から点で加わった荷重が、路盤を通ると広い面積に広がって路床へ伝わるようすが、円すい状の矢印で示されています。
路盤の大きな役割は、上から加わる交通の重みを広い面積に分散させることです。締め固めて密にした路盤の中を、荷重は円すい状に広がりながら下へ伝わるため、路床にかかる単位面積あたりの力が小さくなります。これにより路床の沈下が抑えられ、舗装が長もちします。路盤の厚さや締固めが不足すると荷重がうまく分散せず、わだちやひび割れの原因になります。
関連用語
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