細骨材率
細骨材率は、コンクリートの骨材全体の体積のうち、砂などの細骨材が占める割合です。百分率で表し、作業しやすさを保てる範囲でできるだけ小さくすると、必要な水やセメントを減らせて品質が高まります。
セクション別の図解
コンクリートの配合設計で、分離しない範囲で細骨材率をできるだけ小さくし、単位水量を抑えて品質を高める様子が示されています。
細骨材率は、コンクリートの配合設計で調整される指標です。配合設計では、作業しやすさ(ワーカビリティー)を保ちながら、できるだけ品質のよいコンクリートをつくることをめざします。材料が分離しない範囲で細骨材率を小さくすれば、単位水量を抑えられ、収縮ひび割れが減り、強度や耐久性が高まります。施工性と品質を両立させるために、適切な細骨材率を選びます。
細骨材率が大きい(水が増える)・適切・小さすぎる(分離しやすい)コンクリートが対比され、適切な範囲が示されています。
細骨材率は、大きすぎても小さすぎてもよくありません。細骨材率を大きくすると、コンクリートは作業しやすくなりますが、表面積が増えるぶん多くの水とセメントが必要になります。逆に小さすぎると、粗骨材が多くなって材料が分離しやすく、表面が荒くなります。そのため、作業に支障のない範囲で、できるだけ小さくするのが基本です。
同じ体積でも、細かい砂は表面積が大きく多くの水を必要とし、粗い骨材は表面積が小さく水が少なくて済む様子が示されています。
細骨材率を小さくすると水を減らせるのは、骨材の表面積が関係しています。同じ体積でも、細かい砂は表面積が大きく、その表面を覆うために多くの水が必要です。細骨材率が高いと表面積の合計が増え、必要な水(単位水量)が多くなります。水が多いと、収縮ひび割れや強度低下の原因になります。作業できる範囲で細骨材率を下げ、単位水量を減らすことが、品質のよいコンクリートにつながります。
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