単位水量
単位水量は、コンクリート1立方メートルをつくるのに使う水の量のことです。水が多いと施工はしやすくなりますが、乾燥収縮によるひび割れや強度の低下を招くため、施工できる範囲でできるだけ少なくすることが基本です。
セクション別の図解
コンクリートの配合設計で、施工できる範囲で単位水量をできるだけ少なく設定し、耐久性を確保する様子が描かれています。
単位水量は、コンクリートの配合を決めるときの基本原則の一つです。配合では、単位水量を少なく、水セメント比を小さく、スランプを適切に、空気量を必要量だけ確保する、といった原則にもとづいて材料の量を決めます。単位水量を少なくすると施工はしにくくなりますが、流動化剤などの混和剤で施工性を補えます。水をできるだけ減らすことで、乾燥収縮によるひび割れを防ぎ、強くて耐久性の高いコンクリートをつくります。
使う水の量そのものを表す単位水量と、水とセメントの割合を表す水セメント比を並べ、表すもののちがいが対比されています。
単位水量と水セメント比は、どちらも水に関わる配合の項目ですが、表すものがちがいます。単位水量は、コンクリート1立方メートルあたりに使う「水の量そのもの」です。水セメント比は、「水とセメントの重さの割合」で、強度や耐久性を左右します。使う水の量を表すのが単位水量、水とセメントの比率を表すのが水セメント比です。どちらも小さくすることが、ひび割れを防ぎ、強くて長持ちするコンクリートにつながります。
コンクリートが固まる過程で、余分な水が抜けたあとにすき間が残り、それが強度低下や乾燥収縮の原因になる様子が示されています。
単位水量を少なくするのは、余分な水が品質を下げるからです。コンクリートの中の水は、固まる過程で一部が反応に使われ、余った水は抜けていきます。水が抜けたあとにはすき間 (空隙) が残ります。水が多いほどすき間が増え、強度が下がったり、乾燥収縮でひび割れたりします。だから、施工できる範囲で単位水量をできるだけ少なくすれば、すき間が減って、強くてひび割れにくいコンクリートになります。水は少なめが基本です。
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