作業主任者
作業主任者は、危険な作業を安全に進めるために、法律で選任が義務づけられた現場の指揮者です。決められた技能講習を修了した人の中から選ばれ、作業方法を決めたり、作業員を直接指揮したり、安全を確認したりします。地山の掘削では、一定の規模以上で選任が必要です。
セクション別の図解
掘削面の高さが2m以上の現場で、地山掘削の作業主任者が点検と指揮を行っている様子が描かれています。
地山の掘削では、掘削面の高さが2m以上になると、作業主任者の選任が義務づけられます。この作業主任者は、地山の掘削および土止め支保工の技能講習を修了した人から選ばれます。役割は、作業方法を決め、作業前に地山を点検し、作業員を直接指揮することです。深い掘削ほど崩壊や土石の落下の危険が大きいため、資格をもつ作業主任者が現場を見て、安全を確保します。
現場で危険作業を直接指揮する作業主任者と、工事全体の技術を管理する主任技術者を並べ、役割のちがいが対比されています。
作業主任者と主任技術者は、名前が似ていますが別の役割です。作業主任者は、労働安全衛生の決まりで、危険な作業を安全に行うために現場で直接指揮する人です。主任技術者は、建設業法で、施工計画・工程管理・品質管理など工事全体の技術を管理する人です。一方は「危険作業の現場指揮」、もう一方は「工事全体の技術管理」と、根拠となる法律も担う仕事もちがいます。
専門知識をもつ作業主任者が、危険のポイントを見極めて作業員に的確な指示を出し、事故を未然に防ぐ様子が示されています。
作業主任者が必要なのは、危険な作業には専門の知識と判断が欠かせないからです。地山の掘削などは、地盤の状態を読み、崩れる危険を見極めて作業方法を決める必要があります。知識のない人だけで進めると、危険に気づかず事故につながります。そこで、技能講習を修了した資格者を作業主任者として置き、その人の指揮のもとで作業することで、事故を防ぎます。選任は事業者の義務です。
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