RCD工法
RCD工法は、コンクリートダムをつくるとき、かたく練った貧配合のコンクリートをブルドーザで敷き広げ、振動ローラで締め固める施工法です。広い面を機械で効率よく打て、発熱も抑えられるため、大規模なダムの合理化施工として用いられます。
セクション別の図解
転流工で乾かした場所で、RCD工法によりブルドーザと振動ローラを使って大規模ダム本体を効率よく打ち上げる様子が示されています。
RCD工法は、おもに大規模なコンクリートダムの本体施工で使われます。ダム建設では、転流工で工事場所を乾かし、基礎をグラウチングで補強したあと、本体のコンクリートを打ちます。このとき、RCD工法を使うと、広い面を機械で連続して施工でき、工期短縮と省力化につながります。さらに、貧配合で発熱が小さいため、大きな断面でも温度ひび割れを抑えられます。これらの利点から、RCD工法は大規模ダムの合理化施工の代表的な方法として広く採用されています。
広い面に敷き広げて締め固めるRCD工法と、区画ごとに流し込む従来のブロック工法が、打ち方のちがいで対比されています。
RCD工法は、従来のブロック工法と打ち方がちがいます。従来は、ダムを区画(ブロック)に分け、やわらかいコンクリートを型枠に流し込み、振動機で締めていました。RCD工法では、かたく練ったコンクリートを広い面に敷き広げ、振動ローラで締め固めます。RCDは、水やセメントが少ないため固まるときの発熱(水和熱)が小さく、温度ひび割れが起きにくい利点があります。また、機械で広い面を一気に施工できるため、大規模なダムでは工期短縮と省力化につながります。
水とセメントを抑えたかたいコンクリートを薄く敷き、振動ローラで締め固めて密実な層を重ね、ダムを一体に築くしくみが示されています。
RCD工法が大規模ダムに向くのは、発熱を抑えつつ機械で効率よく締め固められるからです。水とセメントを少なくした貧配合にすることで、固まるときの水和熱が小さくなり、マスコンクリートで問題になる温度ひび割れを抑えられます。かたいので、薄く敷き広げてから振動ローラで上から締め固めると、密実な層になります。これを層ごとに重ねて、ダム全体を一体に築きます。広い面を連続して施工できるので、品質を均一に保ちながら、速く打ち上げられます。
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