コンクリートダム
コンクリートダムは、コンクリートでつくるダムです。自分の重さで水の力に耐える重力式などがあり、硬い岩盤の上に築きます。断面が大きいマスコンクリートのため、水和熱による温度ひび割れに注意して施工します。
セクション別の図解
硬い岩盤の狭い谷で、低熱セメントを使い温度管理しながらコンクリートダムを築く様子が示されています。
コンクリートダムは、硬い岩盤があり、比較的狭い谷に向く形式です。重さで支える重力式のほか、両岸の岩盤にアーチで力を伝えるアーチ式などがあります。施工では、マスコンクリートの温度ひび割れを防ぐため、低熱ポルトランドセメントなどを使い、コンクリートをブロックに分けて打ち、打継ぎや温度をていねいに管理します。大量のコンクリートを長期間かけて打ち上げる、大規模な工事です。
重さで水圧に耐えるコンクリートダムと、土石を広く盛り立てるフィルダムが、材料と必要な地盤のちがいで対比されています。
コンクリートダムは、フィルダムと材料・地盤がちがいます。コンクリートダムは、コンクリートの重さや構造で水圧に耐えるため、その荷重を支えられる硬い岩盤が必要です。フィルダムは、土や岩石を広く盛り立てて、底の広さで支えるため、コンクリートダムより軟らかい地盤にも築けます。建設地の地盤の硬さや地形、得られる材料に応じて、どちらの形式にするかを選びます。
重力式コンクリートダムが、自分の重さで水圧による転倒や滑動に抵抗し、荷重を硬い岩盤に伝える様子が示されています。
コンクリートダムが水圧に耐えられるのは、おもに自分の重さによります。重力式では、ダム自体の大きな重さで、水が押す力による転倒や滑動に抵抗し、荷重を硬い岩盤に伝えます。一方、大量のコンクリートを使うため、固まるときの水和熱で内部が高温になり、温度ひび割れが生じやすくなります。これを防ぐため、発熱の小さいセメントを使い、温度や打継ぎを管理して施工します。
関連用語
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