粘土
粘土は、土を粒の大きさで分けたときの区分のうち、最も細かい粒です。粒径は約0.005mm未満で、水を含むと粘り、水を通しにくい性質をもちます。礫・砂・シルトと並ぶ、粒度区分の基本の一つです。
3 枚の画像で解説
セクション別の図解
粘土が多い地盤を粒度から見極め、沈下対策が必要かを判断する様子が示されています。
土に粘土がどれだけ含まれるかは、地盤や材料の扱い方を左右します。粘土が多い細かい土は、水を含むと軟弱になりやすく、沈下や支持力不足の原因になります。粒度試験で粘土の割合を把握すれば、その地盤に圧密排水工法などの対策が必要かを判断できます。盛土の材料としても、粘土が多いと水はけが悪く扱いにくいため、注意して使います。
礫・砂・シルト・粘土が、粗い順に並べられ、粘土が最も細かい側にあることが示されています。
土の粒は、大きさによって礫・砂・シルト・粘土の4つに区分されます。粘土はその中で最も細かく、礫が最も粗い区分です。粘土は、すき間が小さく水を含んで粘り、水を通しにくい性質があります。これに対して礫や砂は、すき間が大きく水をよく通し、粘りません。シルトはその中間です。粘土は細かいほうの代表として、土の性質を理解する基準になります。
粘土の小さな粒がすき間なく詰まり、水を含んで粘り、水を通しにくくしている様子が示されています。
粘土が粘って水を通しにくいのは、粒がとても細かく、粒どうしのすき間が小さいからです。すき間が小さいと、水はなかなか通り抜けられません。また、細かい粒は水を含むと互いにくっつき合い、粘りを生みます。水を多く含んだ粘土は、やわらかく沈下しやすいため、軟弱地盤になりやすく、圧密排水工法などの対策が必要になります。
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