環境保全対策
環境保全対策は、建設工事で発生する騒音・振動・粉じん・土砂の飛散などが、周辺の住民や環境に与える影響を最小限に抑えるための取り組みです。発生源での対策と、影響が及ぶ範囲への配慮の両面から計画します。
セクション別の図解
施工計画書に環境保全対策の項目が書き込まれ、運搬経路の選定や低騒音型機械の使用といった具体策が並んでいます。
環境保全対策は、施工計画書に具体的な内容として明記し、計画的に実行します。たとえば土砂を運ぶ運搬経路は、周辺への騒音や振動を考えて選びます。発生源を抑えるために低騒音型・低振動型の建設機械を使い、粉じんには散水を行います。周辺住民への事前の説明も、影響をやわらげる大切な取り組みの一つです。
騒音・振動・粉じん・土砂飛散の4つの対象が並び、それぞれに対応する対策が結びつけられて示されています。
環境保全対策は、大きく騒音・振動・粉じん・土砂の飛散の4つの視点で整理すると、もれなく押さえられます。騒音と振動は発生する大きさそのものを下げるとともに、発生する期間を短くします。粉じんは散水やシートで覆って飛散を防ぎ、土砂の飛散は過積載をやめ荷台にシートを掛けることで防ぎます。対象ごとに必要な手立てを分けて考えるのが基本です。
騒音や振動の「大きさ」を下げる矢印と、「発生する期間」を短くする矢印が、合わさって全体の影響量を小さくする関係が示されています。
周辺が受ける影響の量は、影響の大きさと、それが続く期間のかけ合わせで決まります。そのため、騒音や振動の絶対値を下げるだけでなく、発生する期間を短くすることが大切です。期間を引き延ばして影響を分散させると、かえって被害を長引かせることになります。大きさと期間の両方を抑える、という考え方が環境保全対策の土台です。
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