地盤変状
地盤変状は、地盤にひび割れ・沈み・ずれなどの変化が現れることです。掘削現場では、地山が崩れる前ぶれとして現れることがあります。前日から当日朝までに進むこともあるため、作業開始前点検で見逃さないことが、崩壊事故を防ぐうえで重要です。
セクション別の図解
作業前点検で地盤のひび割れやずれを前日と見比べ、進行していれば作業を中止して対策をとる流れが描かれています。
地盤変状は、作業開始前点検で重点的に確かめます。地山の上端やまわりの地盤に、新しいひび割れや段差、沈みがないかを見て、前日と比べて進行していないかを確認します。変状が見つかったり、前日より進んでいたりすれば、崩壊が近づいているサインのため、その場で作業を中止します。土止め支保工の補強や排水などの対策をとり、安全が確かめられてから作業を再開します。早期発見が事故防止の鍵です。
左に小さなひび割れが現れた地盤変状、右にそれが進んで崩れた地山の崩壊を並べ、前ぶれと結果の関係が対比されています。
地盤変状と地山の崩壊は、前ぶれと結果の関係にあります。地盤変状は、地盤に現れるひび割れや段差などの小さな変化で、崩壊が近づいているサインです。地山の崩壊は、それが進んで実際に斜面が崩れ落ちた状態です。地盤変状の段階で気づいて対策をとれば、崩壊を防げます。逆に見逃して放置すると、変状が進んで崩壊に至ります。だから、変状という小さなサインを早く見つけることが大切です。
掘削で支えを失った地山がわずかに動き始め、ひび割れが広がり、やがて崩壊へと進んでいく段階が並べて示されています。
地盤変状が現れるのは、地盤が崩れる方向へ動き始めているからです。掘削で支えを失った地山は、雨や地下水で弱ると、ゆっくり動き出します。この初期の動きが、地表のひび割れや段差 (ずれ)、沈みとして現れます。この段階ではまだ崩れていませんが、動きが進むとひび割れが広がり、やがて一気に崩壊します。地盤変状は、崩壊へ向かう動きの初期サインなので、見つけしだい対策をとる必要があります。
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