置換工法
置換工法は、軟弱な地盤の土を取り除き、良質な土や砂利と入れ替えて地盤を強くする、軟弱地盤対策の一つです。軟弱層が浅いときに用いられ、締固めや固結、排水などと並ぶ、代表的な地盤改良工法の一つです。
セクション別の図解
浅い軟弱層を置換工法で良質な地盤に変え、その上に構造物や盛土を安全につくる様子が示されています。
置換工法は、構造物の基礎や盛土の下に、浅い軟弱地盤があるときに使われます。弱い土を良質な材料に入れ替えておけば、その上の構造物や盛土が沈んだり傾いたりするのを防げます。ただし、軟弱層が深いと掘り取る量が多くなりすぎるため、その場合は締固め・固結・排水などの工法と使い分けます。地盤の深さや条件に応じて、最も確実な改良方法を選びます。
置換・締固め・固結・排水の4つの軟弱地盤改良の考え方が並べられ、置換が「土を入れ替える」方法として位置づけられています。
置換工法は、軟弱地盤を改良する4つの分類の一つです。締固め工法は振動などで土を密にし、固結工法は固化材を混ぜて固め、排水工法は水を抜いて土を締まらせます。これらが「その場の土を改良する」のに対し、置換工法は弱い土そのものを良質な材料に「入れ替える」点がちがいます。軟弱層が浅いときは置換が確実で、深いときは他の工法が選ばれます。
弱い土を取り除いた場所に置いた良質な材料が、上からの荷重をしっかり支え、沈下を防ぐ様子が示されています。
置換工法で地盤が強くなるのは、支える力の小さい弱い土を、支える力の大きい良質な材料に丸ごと交換するからです。やわらかい土は荷重がかかると沈み込みますが、入れ替えた砂利などの良い材料は、締め固めることでしっかり荷重を支えます。元の弱い土が残らないため、沈下や支持力不足が起こりにくくなります。軟弱層が浅く、掘り取れる範囲なら確実な方法です。
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