固結工法
固結工法は、軟らかい地盤に固化材や薬液を加えて固め、地盤を強くしたり水を通しにくくしたりする地盤改良の工法です。深層混合処理工法や薬液注入工法などがあり、目的に応じて使い分けて軟弱な地盤を安定させます。
セクション別の図解
軟弱地盤の現場で、強度を出したい場合は深層混合処理工法、水を止めたい場合は薬液注入工法を選ぶ判断の様子が描かれています。
固結工法は、軟弱な地盤を改良して、構造物を安全に支えるために使います。地盤を強くして沈下を防ぎたいときは深層混合処理工法、掘削時の湧水を抑えるなど水を止めたいときは薬液注入工法、というように、目的に応じて工法を選びます。地盤改良には、ほかにも締固めや脱水などの方法がありますが、固結工法は土を固めて安定させる点に特徴があります。現場の地盤と目的に合った工法を選ぶことが大切です。
固化材を混ぜて柱状改良体をつくる深層混合処理工法と、すき間に薬液を注入する薬液注入工法を並べ、目的のちがいが対比されています。
固結工法には、目的のちがう代表的な工法があります。深層混合処理工法は、地盤に固化材を混ぜて柱状の改良体をつくり、主に強度の確保や沈下の防止をねらいます。薬液注入工法は、土のすき間に薬液を注入して固め、主に水を通しにくくする透水性の減少と強度の増加をねらいます。どちらも地盤を固めますが、強さを出すか、水を止めるかという目的のちがいで使い分けます。
土の粒子の間にあるすき間に固化材や薬液が入り込み、粒子どうしを結びつけて固い塊に変える様子が拡大して示されています。
固結工法で地盤が改良されるのは、土のすき間を固めるからです。軟らかい地盤は、土の粒子の間にすき間が多く、水を含んで動きやすい状態です。ここに固化材や薬液を入れると、すき間が埋まり、粒子どうしが結びついて固まります。その結果、地盤は強くなって構造物を支えられるようになり、すき間が減ることで水も通しにくくなります。何を注入し、どう固めるかで、得られる効果が変わります。
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