膨張目地
膨張目地は、コンクリート舗装などで、温度が上がってコンクリートが膨張したときに伸びを逃がすために設ける、すき間のある目地です。膨張による圧縮で舗装が盛り上がったり壊れたりするのを防ぎます。
セクション別の図解
コンクリート舗装で、膨張目地を一定間隔に配置し、すき間に目地材を詰めて、温度変化に耐える舗装に仕上げる様子が示されています。
膨張目地は、コンクリート舗装や橋などで、温度変化による伸縮に備えて設けられます。長く続くコンクリートでは、膨張目地を一定の間隔で配置して、各区間の伸びを逃がします。すき間には、水や土が入らないよう目地材を詰めます。これにより、夏の暑さで舗装が盛り上がるのを防ぎ、長持ちさせます。ダミー目地(収縮目地)とあわせて、コンクリートの伸び縮みの両方に備えるのが、目地の基本です。
伸びを逃がす膨張目地(すき間あり)と、収縮ひび割れを誘導するダミー目地(浅い切り込み)が、役割のちがいとして対比されています。
膨張目地は、ほかの目地と役割がちがいます。膨張目地は、温度上昇による膨張(伸び)を逃がすため、すき間を設けた目地です。ダミー目地(収縮目地)は、逆に、乾燥収縮で生じるひび割れを、あらかじめ入れた浅い切り込みの位置に集めてコントロールする目地です。膨張目地は「伸びるとき」、収縮目地は「縮むとき」に備えます。目地は向きによって縦目地・横目地にも分けられます。
温度上昇で伸びたコンクリート版が、膨張目地のすき間ぶんだけ伸びることで、版どうしが押し合わずに圧縮を逃がす様子が示されています。
膨張目地が破損を防げるのは、すき間がコンクリートの伸びを吸収するからです。コンクリートは温度が上がると膨張して長くなります。すき間がないと、伸びた版どうしが互いに強く押し合い、大きな圧縮の力が生じて、舗装が持ち上がったり(ブローアップ)割れたりします。膨張目地のすき間があれば、版はそのぶん自由に伸びられ、押し合う力が生じません。こうして、温度変化による破損を防ぎます。
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