ダミー目地
ダミー目地は、コンクリート舗装にあらかじめ浅い切れ目を作り、乾燥収縮などで生じるひび割れをその位置へ誘導する目地です。ひび割れを隠すのではなく、出る場所を整えて路面の乱れを防ぎます。試験では、施工時期、品質低下の原因、仕上がりを結び付けます。
セクション別の図解
コンクリート舗装版の表面に細い溝が入り、その溝へ向かってひび割れがまっすぐ進む様子が描かれています。
ダミー目地は、コンクリートが縮むときに生じるひび割れを、あらかじめ決めた位置へ集めるための浅い切れ目です。紙を折る前に軽く筋を付けると、そこできれいに折れるのと似ています。ひび割れ自体を完全になくすものではなく、不規則な割れや段差を減らし、舗装を管理しやすくします。
舗装版の断面で、表面の切れ目から下へ弱い線ができ、収縮による力がその線に集まっています。
コンクリートは乾くと少し縮み、内部に引っ張る力が生じます。ダミー目地の溝は、そこだけ断面を弱くして、ひび割れの出発点を作ります。布を切るときに先に切り込みを入れると、そこから裂けやすくなるのと同じです。弱線を計画的に置くことで、舗装全体にばらばらなひび割れが走るのを抑えます。
左に計画的な浅い溝のダミー目地、右に打設を止めた位置の施工目地が、舗装平面で別々に示されています。
ダミー目地は、硬化後の収縮ひび割れを誘導するための弱線です。施工目地は、コンクリートの打設を途中で区切った位置にできる継ぎ目です。どちらも舗装に線として見えますが、できる理由が違います。ダミー目地はひび割れを制御するため、施工目地は打設区切りを処理するための線です。
ダミー目地は、コンクリート舗装に浅い切れ目を設け、乾燥収縮によるひび割れをその位置へ誘導します。不規則な割れを抑え、路面の維持管理をしやすくします。
関連用語
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