ポータブルコーン貫入試験
ポータブルコーン貫入試験は、先端が円すい形の試験器を人力で地盤へ押し込み、どれだけ抵抗するかを測る試験です。軟弱地盤で建設機械が沈まず走れるかを、現場で手早く判断する目安になります。試験では、仕組み、適用条件、似た用語との違いが頻出です。
セクション別の図解
作業員が両手で試験器を持ち、先端のコーンを軟らかい地面へまっすぐ押し込む様子が描かれています。
ポータブルコーン貫入試験は、円すい形の先端を地盤へ押し込み、地盤が押し返す力を調べる試験です。足で踏むと沈む泥の上を重い機械が走れるかを、現場で確かめるイメージです。大きな機械を使わず持ち運べるため、軟弱地盤の調査や施工前の走行性確認に使いやすい方法です。
左に建設機械が安定して走る硬い地盤、右にタイヤや履帯が沈み込む軟らかい地盤が対比されています。
ポータブルコーン貫入試験の判定では、貫入抵抗が小さいほど地盤が軟らかく、建設機械が沈みやすいと見ます。貫入抵抗は、コーンを押し込むときの押し返す力です。長靴が深く沈むぬかるみでは重機も危ないのと同じです。値が不足する場所では、敷鉄板、地盤改良、走行ルート変更などを検討します。
上から下へ 3 段階で、試験器を立てる、一定速度で押し込む、深さごとの抵抗値を読む流れが示されています。
ポータブルコーン貫入試験の手順では、まず試験器を鉛直に立てます。次に、急に力を入れず一定の速さでコーンを押し込みます。最後に、深さごとの貫入抵抗を記録します。斜めに押したり、勢いをつけたりすると値が乱れるため、体重計にそっと乗るように、同じ条件で測ることが大切です。
縦軸に深さ、横軸に貫入抵抗値を取ったグラフが描かれ、軟らかい層と硬い層の違いが色分けされています。
ポータブルコーン貫入試験の数値は、深さごとに地盤の強さがどう変わるかを見る手掛かりです。表面だけ硬くても、少し下に軟らかい層があると重機の重さで沈むことがあります。貫入抵抗値が低い区間ほど、支持力や走行性に注意が必要です。
関連用語
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