円錐コーン
円錐コーンは、ポータブルコーン貫入試験で、ロッドの先端につける円錐形の部分です。これを地盤に押し込むときの抵抗 (コーン指数) を測ることで、地盤の硬さや、建設機械が走れるか (トラフィカビリティ) を調べます。
セクション別の図解
円錐コーンで測ったコーン指数をもとに、その地盤で建設機械が走行できるかを判断する様子が描かれています。
円錐コーンは、おもにトラフィカビリティ (建設機械の走行性) の評価に使われます。ポータブルコーン貫入試験で円錐コーンを押し込み、コーン指数を測ります。コーン指数が小さいやわらかい地盤では、建設機械が沈んで走行が難しくなります。そこで、工事の前にコーン指数を測り、どんな機械なら走れるかを判断します。円錐コーンは、軟弱地盤の調査や、盛土の締固め管理にも使われる、手軽で役立つ試験器具です。
左に人力で押し込む円錐コーン、右にハンマーで叩いて打ち込む標準貫入試験のサンプラーを並べ、対比されています。
円錐コーンと、標準貫入試験のサンプラーは、地盤への入れ方がちがいます。円錐コーンは、ロッドの先につけて人の力で「押し込み」、押し込むときの抵抗 (コーン指数) を測ります。標準貫入試験のサンプラーは、ハンマーで「叩いて」打ち込み、規定深さまでの打撃回数 (N値) を測ります。押し込む円錐コーンは走行性 (トラフィカビリティ) を、叩き込むサンプラーは地盤の硬さ (N値) を調べる、という役割のちがいがあります。
やわらかい地盤は小さな力で、硬い地盤は大きな力でないと円錐コーンが入らない様子を対比して示しています。
円錐コーンで地盤の硬さが分かるのは、押し込むときの抵抗が地盤によって変わるからです。とがった円錐を地盤に押し込むと、地盤がそれに抵抗します。やわらかい地盤は小さな力で入り、硬く締まった地盤ほど大きな力が必要です。この押し込むときの抵抗の大きさをコーン指数として測ります。コーン指数が大きいほど硬く、小さいほどやわらかい地盤と分かります。手応えを数値にして、地盤の状態を読み取るしくみです。
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