埋設物
埋設物は、地中に埋まっている水道管・ガス管・電線・通信ケーブルなどの構造物です。掘削の前に位置を調べておかないと、掘削中に傷つけて事故や供給停止を起こす危険があります。掘削作業の事前調査で必ず確認すべき対象の一つです。
セクション別の図解
埋設物の図面を確認し、試掘で実際の位置を確かめてから、それを避けて掘削する一連の流れが描かれています。
埋設物による事故を防ぐには、掘削の前に位置を正確に知ることが基本です。まず、管理者がもつ埋設物の図面で、どこに何が埋まっているかを調べます。図面だけでは不確かなため、実際に浅く掘って位置を確かめる試掘を行うこともあります。位置が分かったら、それを避けて掘削計画を立て、近くを掘るときは手作業に切りかえるなど、損傷を防ぐ措置をとります。事前の確認が、安全な掘削の前提になります。
左に人が埋めた管や線である埋設物、右に自然の地中にある地下水を並べ、掘削前に調べる対象として対比されています。
埋設物と地下水は、どちらも掘削の前に調べる地中の対象ですが、性質がちがいます。埋設物は、人がつくって地中に埋めた水道管・ガス管・電線などの構造物です。地下水は、自然に地中にたまったり流れたりしている水です。埋設物は傷つけると供給停止や事故につながり、地下水は掘削中にしみ出して地盤を不安定にします。どちらも事前に把握しておかないと、掘削中に思わぬトラブルを招きます。
地表からは見えない地中の管を、掘削機のバケットが知らずに掘り当てて傷つけてしまう様子が示されています。
埋設物が危険なのは、地表からは見えない地中にあるからです。どこに何が埋まっているかを知らないまま掘ると、掘削機のバケットが管や線を直接傷つけてしまうことがあります。ガス管を破れば漏れて引火の危険があり、水道管を破れば漏水し、電線を切れば停電します。被害は工事現場だけでなく、まわりの地域にも広がります。だから、掘る前に位置を知り、傷つけないようにすることが欠かせません。
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