高水敷
高水敷は、複断面の河川で、ふだんは水が流れず、洪水のときだけ水につかる、低水路の外側の広い部分です。河川敷として運動場などに利用されることもあり、洪水時には水を流す断面の一部になります。
3 枚の画像で解説
セクション別の図解
高水敷が運動場として利用されつつ、洪水時の流下断面として高水護岸で守られる様子が示されています。
高水敷は、河川の計画や施工で重要な役割をもちます。平常時は河川敷として運動場や公園に利用される一方、洪水時には水を流す大切な断面になります。洪水時に水につかる高水敷の堤防側の法面は、流れで削られないよう高水護岸で保護します。複断面の河川を計画するときは、必要な洪水を流せるよう、高水敷の幅や高さを決めます。
複断面河川の高水敷(外側の河原)と低水路(中心の流れ)が、役割のちがいとして対比されています。
高水敷は、低水路と対(つい)で複断面の河川を構成します。低水路は、ふだんから水が流れている中心の部分です。高水敷は、その外側にあり、ふだんは水がない広い部分です。平常時は低水路だけで水を流し、洪水時には高水敷も使って大量の水を流します。単断面の河川にはこの区分がなく、複断面ならではの構成です。
平常時は低水路だけ、洪水時は高水敷もあわせて流す、複断面河川の水量調整のしくみが示されています。
高水敷があることで、河川は水量に応じて流す断面を変えられます。ふだんの少ない水は、幅の狭い低水路だけで流すことで、適度な深さと流れを保ちます。洪水で水が増えると、低水路だけでは流しきれないため、高水敷も使って川幅いっぱいに水を流します。こうして、平常時と洪水時の大きな水量の差に、複断面でこたえています。
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