後視方位角
後視方位角は、ある測点で、進んできた前の測線を振り返る方向の方位角のことです。前の測線の方位角に180度を加える (または引く) ことで求められます。これに角を加えて、次に進む測線の方位角を計算します。
セクション別の図解
前の方位角に180度を加えて後視方位角を求め、それに交角を加えて次の測線の方位角を計算する流れが描かれています。
後視方位角は、トラバース測量で次の測線の方位角を計算する途中で使われます。ある測点で、まず前の測線の方位角に180度を加減して、後視方位角 (前の測線を振り返った向き) を求めます。次に、その後視方位角に、測点で測った角 (交角) を加えると、次に進む測線の方位角が求まります。「前の方位角 → 後視方位角 → 次の方位角」という流れで、測点ごとに方位角を更新していくのが、トラバース測量の計算方法です。
左に前の測線を振り返る後視方位角、右にこれから進む次の測線の方位角を並べ、向きのちがいが対比されています。
後視方位角と、これから進む測線の方位角は、計算の途中と結果の関係にあります。後視方位角は、ある測点で前の測線を振り返った向きで、前の測線の方位角に180度を加減して求めます。次の測線の方位角は、その後視方位角に、測点で測った角 (交角) を加えて求める、これから進む向きです。振り返る向き (後視方位角) を経由することで、測点で測った角から、次に進む向きを計算できます。
前の測線の方位角に180度を足すと、ちょうど反対向きの後視方位角になる様子が、円の角度で示されています。
後視方位角を前の方位角に180度を加減して求めるのは、同じ線でも向きが反対だと方位角が180度ちがうからです。たとえば、ある測線を北向き (0度) に進んできたなら、それを振り返った向きは南 (180度) です。このように、進んできた向きを振り返ると、方位角はちょうど180度ちがいます。だから、前の測線の方位角に180度を足し (360度を超えたら360度を引く)、後視方位角を求めます。これが次の方位角計算の出発点になります。
関連用語
この用語と関連する用語に進めば、学習が広がります。