軌道
軌道は、鉄道で列車が走る通り道で、レール・まくらぎ・道床(バラスト)などで構成されます。列車の重さを支えてなめらかに走らせる役割をもち、保守によって正しい形状を保つことが欠かせません。
セクション別の図解
鉄道の軌道を敷設し、曲線部でカントを設け、列車の合間に保守して正しい形状を保つ様子が示されています。
軌道は、鉄道のあらゆる路線を支えます。バラストを道床に使うバラスト軌道のほか、コンクリート板を使うスラブ軌道などがあります。曲線部では、外側のレールを高くするカントを設けて、列車が安全に曲がれるようにします。列車が走っている営業線の近くで工事をするときは、軌道の変形や列車の運行に影響しないよう、列車見張員を置くなど特別な注意を払って施工します。
レール・まくらぎ・道床(バラスト)が、軌道を構成する部材として、上から順に役割とともに示されています。
軌道は、いくつかの部材が役割を分担して成り立っています。レールは、列車の車輪が直接走る部分です。まくらぎは、レールを支えて左右の間隔(軌間)を一定に保ち、レールから受けた荷重を下へ伝えます。道床(バラスト)は、まくらぎを受け止め、荷重を広げて地盤(路盤)へ伝えるとともに、振動を吸収し排水もします。これらが組み合わさって、列車を安全に走らせます。
列車の重さが、レールからまくらぎ、道床、路盤へと、順に広い面積へ分散されながら地盤に伝わる様子が示されています。
軌道が列車を支えられるのは、荷重を上から下へ少しずつ分散して伝えるからです。車輪の重さは、まずレールで受け、まくらぎへ、さらに道床(バラスト)へと、だんだん広い面積に広げながら路盤・地盤へ伝えます。これにより、一点に大きな力が集中するのを防ぎます。列車が通るたびに軌道は少しずつ変形するため、定期的な保守(つき固めや調整)で、正しい高さ・間隔・通りを保ちます。
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