観測角
観測角は、測量で、測点において、隣り合う測線と測線の間を実際に測った角のことです。トラバース測量では、この観測角を使って、次の測線の方位角を計算します。現場で測角器を使って測定する、内角として与えられることの多い実測の角です。
セクション別の図解
トラバース測量で、各測点ごとに測線間の観測角を測り、それを使って測線の方位角を順に求めていく様子が描かれています。
観測角は、トラバース測量で各測点ごとに測定されます。測点に集まる2本の測線の間の角を、測角器で測ります。この観測角は、トラバースの内側の角 (内角) として与えられることが多く、それを使って測線の方位角を計算します。観測角を正確に測ることが、方位角の計算、ひいては土地の形を正しく求めることにつながります。現場での実測 (観測角) と、計算 (方位角) を組み合わせるのが、トラバース測量です。
左に現場で実測する観測角、右に真北を基準に計算で求める方位角を並べ、求め方のちがいが対比されています。
観測角と方位角は、どちらも角度ですが、求め方がちがいます。観測角は、現場の測点で、測角器を使って測線どうしの間を実際に「測る」角です。方位角は、真北を基準として、測線がどちらを向いているかを「計算で求める」向きです。観測角という実測値を使って、前の測線の方位角に足し引きすることで、次の測線の方位角を計算します。現場で測る観測角が、計算で求める方位角のもとになります。
ある測点で測った観測角を、前の測線の方位角に足し合わせて、次の測線の方位角を求める計算の流れが示されています。
観測角が役立つのは、次の測線の方位角を計算で求められるからです。トラバース測量では、最初の測線の方位角が分かっていれば、各測点で測った観測角を順に足し引きしていくことで、次々に測線の方位角を求められます。代表的な計算では、「次の測線の方位角 = 前の測線の方位角 + 180度 + 観測角」とし、360度を超えたら360度を引きます。現場で測った観測角が、方位角を更新していくための鍵になります。
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