余掘り
余掘りは、浚渫 (水底の土砂を掘る工事) で仕上がりの凹凸を見込み、計画水深や計画断面より少し余裕をもって深く掘ることです。浅い部分が残ると船の航行や構造物に支障が出るため、グラブ浚渫では 50 cm 程度が目安です。
4 枚の画像で解説
セクション別の図解
海底断面に計画水深線と実際の掘削線が重ねられ、計画より深く掘る余裕部分が淡い色で示されています。
余掘りは、計画どおりの水深を確実に満たすため、少し余分に深く掘っておく考え方です。浚渫ではバケット跡で海底が完全には平らにならず、山のような凸部が残ることがあります。少し深めに掘れば、その凸部があっても計画水深を下回りにくく、船の安全な通行を確保できます。
左に浅く掘って土量を減らす考え方、右に計画より深く掘って必要水深を守る考え方が並んでいます。
土量を節約しようとして浅く掘ると、出来形の高い部分が計画水深を満たさないおそれがあります。余掘りは無駄掘りではなく、仕上げのばらつきを見込んだ安全側の余裕です。必要断面や必要水深を確保するために、計画より少し深く掘るという目的で理解します。
バケットで掘った海底の拡大図に凹凸が描かれ、凸部が計画水深線を越えないよう余裕量が入れられています。
浚渫の仕上がりは、スプーンで砂場をすくった後のように細かな山と谷が残ります。計画線ぴったりを狙うと、山の部分だけが浅く残る可能性があります。余掘りの考え方は、この施工誤差を先に見込んで下へ逃がすことです。凸部があっても水深不足にならないよう、計画線より深い管理線を設定します。
[施工余裕] 余掘りは、浚渫の仕上がりに凹凸が出ることを見込み、計画断面より少し深く掘る考え方です。浅い部分を残さず、航行や構造物への支障を防ぎます。
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