わだち掘れ2種
わだち掘れ2種は、車輪が通る位置にできる舗装のくぼみを、下の路床・路盤が沈む沈下わだちと、アスファルト層が横へ流れる流動わだちに分ける整理です。原因を分けると補修方法も選びやすくなります。試験では、仕組み、適用条件、似た用語との違いが頻出です。
セクション別の図解
車輪が通る舗装断面に、下からへこむ沈下わだちと、上の層が押し広がる流動わだちが左右に描かれています。
わだち掘れ2種は、同じタイヤ跡のくぼみでも原因を2つに分ける整理です。沈下わだちは路床や路盤という下の支えが弱くなって沈む形で、流動わだちは高温時などにアスファルト混合物がねんどのように横へ動く形です。見た目だけでなく、どの層が悪いのかを考えることで、路盤の補強か表層の打換えかを判断しやすくなります。
上段にアスファルト層が横へ動く様子、下段に路床・路盤が沈む様子が描き分けられ、変形の位置が示されています。
メカニズムの違いは、力を受けて動く場所です。沈下わだちでは、繰り返し荷重 (車輪が何度も通る重み) により下の路床・路盤が締まり過ぎたり弱くなったりして沈みます。流動わだちでは、アスファルト混合物が暑さや重交通でやわらかくなり、タイヤの押す力で横へ逃げます。スポンジ全体が沈むのか、表面の粘土だけが横に寄るのか、という違いで覚えます。
沈下わだち、流動わだち、亀甲状ひび割れ、線状ひび割れが表に並び、形と原因の違いが整理されています。
差異を見ると、沈下わだちと流動わだちは車輪位置のくぼみを扱う損傷です。これに対し、亀甲状ひび割れは面で細かく割れる損傷、線状ひび割れは一本または数本の割れが伸びる損傷です。わだち掘れ2種は「変形」、ひび割れは「割れ」とまず分けます。そのうえで、沈下わだちは下層、流動わだちはアスファルト層という原因位置の違いを押さえます。
わだち掘れは、路床や路盤が沈む沈下わだちと、アスファルト層が横へ流れる流動わだちに分けられます。原因を分けることで補修方法を選びやすくなります。
関連用語
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