トレミー管
トレミー管は、水中や深い場所にコンクリートを打ち込むときに使う管です。管の先をコンクリートの中に差し込んだまま打設し、コンクリートが水とふれて材料分離するのを防ぎながら、下から押し上げます。
セクション別の図解
橋脚基礎の水中コンクリートや場所打ち杭で、トレミー管を使って深い場所にコンクリートを打設する様子が示されています。
トレミー管は、水中コンクリートや場所打ち杭、地中連続壁など、水中や深い場所にコンクリートを打ち込む施工で使われます。いずれも、コンクリートが水や泥水とふれて分離するのを防ぐ必要がある場面です。施工中は、管の先を常に打設済みコンクリートの中に埋めておくことが、品質を保つための最も大切なポイントです。水のある場所での打設に欠かせない道具です。
トレミー管で水と隔てて打つ方法と、高所から直接水中に落として材料分離する方法が対比されています。
トレミー管は、コンクリートを直接落とし込む方法と役割がちがいます。水中に高い位置から直接コンクリートを落とすと、水とふれて材料が分離し、品質が大きく落ちます。トレミー管は、管の先を打ったコンクリートの中に埋めておくことで、新しいコンクリートを水とふれさせずに下から押し上げます。陸上で離れた場所へ送るコンクリートポンプとは別に、水中・深所での材料分離防止に使われる道具です。
トレミー管の先端が常に既設コンクリートの中に埋まっていることで、管から出るコンクリートが水とふれずに置き換わっていく様子が示されています。
トレミー管が材料分離を防げるのは、管の先を常にコンクリートの中に埋めておくからです。先端が打設済みのコンクリートに差し込まれていれば、新しく出てくるコンクリートは水とふれず、内側から既設のコンクリートを下から押し上げて満たします。これにより、セメント分が水に洗い流されたり、骨材と分離したりするのを防げます。打設が進んでも管先が水中に露出しないよう、管を少しずつ引き上げながら施工します。
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