真北
真北は、地球の北極の方向、つまり真の北のことです。測量で方向を表す方位角は、この真北を基準 (0度) として、時計回りに測ります。真北は、あらゆる方向を角度で表すための、出発点となる大切な基準方向です。
セクション別の図解
トラバース測量で、各測線の向きが真北を基準に時計回りの方位角で表されている様子が描かれています。
真北は、トラバース測量で測線の向きを表す基準になります。トラバース測量では、測点を順につないだ測線の一本ごとに、その向きを方位角で表します。方位角は、真北を0度として時計回りに測った角度です。最初の測線の方位角を基準に、各測点で測った角を足し引きしていくことで、次々に測線の方位角を求められます。真北という共通の基準があるからこそ、こうした方位角の計算が成り立ちます。
左に真北から時計回りの角度で表す方位角、右に「北から東へ30度」のように東西で表す方位を並べ、対比されています。
方向の表し方には、いくつかあります。方位角は、真北を0度として時計回りに測り、0度から360度までの角度で向きを表します。一方、方位という表し方は、「北から東へ30度」のように、北または南を基準に、東西へ何度かで表します。どちらも真北 (や真南) が基準になりますが、表し方がちがいます。トラバース測量では、計算しやすい方位角を使い、真北からの角度で測線の向きを表します。
真北を0度とし、東を90度、南を180度、西を270度と、時計回りに方向を角度で表すしくみが円で示されています。
真北を基準にするのは、どの方向も一つの角度で表せるようにするためです。真北を0度と決め、そこから時計回りに角度を増やしていくと、東が90度、南が180度、西が270度となり、一周して360度で真北に戻ります。こうすると、あらゆる方向を0度から360度までの数値で表せます。基準がそろっているため、測線どうしの向きの関係を、角度の足し引きで計算できます。これが、方位角を使った測量計算の土台になります。
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