仕上げ転圧
仕上げ転圧は、締固めの最後に行い、土の表面を平らに整える転圧作業です。表面のわずかな凹凸をならして、平らで密な仕上がりにします。路床の仕上げ転圧には、突起で表面を荒らしてこね返しを起こすタンピングローラは通常用いません。
セクション別の図解
締め固めた路床の表面を、平らな鉄輪やタイヤのローラが通って、なめらかに仕上げていく現場の様子が描かれています。
仕上げ転圧では、表面を荒らさずに平らに押さえられる機械を選びます。平らな鉄輪のローラやタイヤローラなどが向き、突起のあるタンピングローラは避けます。路床や路盤の表面を平らに仕上げておくことで、その上にのる層が安定し、最終的な路面の平らさにつながります。締固めは「しっかり密にする本作業」と「平らに整える仕上げ」を、機械を使い分けて行います。
密度を高める通常の転圧と、表面を平らに整える仕上げ転圧を並べ、目的と使う機械のちがいが対比されています。
同じ転圧でも、密度を高める本来の締固めと、最後の仕上げ転圧では目的がちがいます。締固めの本作業では、土質に合った機械でしっかり密度を上げます。仕上げ転圧は表面を平らに整えるのが目的のため、表面を荒らさない平らな車輪の機械が向きます。とくに路床の仕上げでは、突起のあるタンピングローラは表面を乱してしまうため通常用いません。目的に合わせて機械を選ぶことが大切です。
平らなローラが表面をなめらかにする様子と、突起付きローラが表面に穴を残してこね返しを起こす様子が対比して示されています。
仕上げ転圧で平らな機械を使うのには理由があります。タンピングローラは表面に多数の突起 (フート) があり、土に突き刺さって深くまで締め固めるのが得意です。しかしその突起が表面を荒らし、粘性土では練られて軟らかくなるこね返しを起こすため、平らに整えたい路床の仕上げには向きません。仕上げ転圧では、表面をなめらかに押さえられる平らな車輪のローラを使います。
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