親杭H鋼
親杭H鋼は、土留め工で地中に縦向きに建て込み、掘削した土が崩れようとする力を受けるH形鋼の柱状部材です。横矢板や腹おこしと組み合わせ、仮設の壁として掘削面を安全に支えます。試験では、仕組み、適用条件、似た用語との違いが頻出です。
セクション別の図解
掘削面の断面に、H形鋼の親杭が一定間隔で鉛直に建て込まれ、その間に土留め壁がつくられています。
親杭H鋼は、掘削工事で土が横から押してくる力を受ける縦の骨組みです。H形鋼は断面がHの形をした鋼材で、柱のように地中へ入れます。親杭の間には横矢板を入れ、必要に応じて腹おこしや切ばりで支えます。土を掘る前に先に建て込むことで、掘削面の崩れを防ぐ仮設構造の中心部材になります。
H形断面が拡大され、左右のフランジと中央のウェブが色分けされて、曲げに抵抗する様子が示されています。
性質として重要なのは、H形鋼が曲げに強い断面を持つことです。フランジ (左右の広い板) が引張りや圧縮を受け、ウェブ (中央の板) がせん断力を受けます。薄い板をそのまま立てるより、H形にすると少ない鋼材で大きな土圧に抵抗できます。親杭H鋼は、土留め壁の中で縦方向の主部材として働くため、この曲げ抵抗が特に重要です。
左から右へ、親杭の建込み、横矢板の設置、腹おこしの取付け、掘削の進行が段階的に描かれています。
用途は、道路、下水道、建築基礎などの開削工事で、掘った側面を一時的に支えることです。親杭H鋼を先に入れておくと、掘削しながら横矢板を差し込み、土の流れ出しを防げます。掘削が深くなると腹おこしや切ばりを追加し、壁全体を押さえます。仮設ですが、作業員と周辺地盤を守る重要な支えとして使います。
親杭H鋼は地中に縦向きに建て込まれ、土圧を受ける柱状部材です。腹おこしは横方向に取り付け、複数の親杭から伝わる力を切ばりへ流します。横矢板は親杭の間で土のこぼれを防ぎます。
関連用語
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