関東ローム
関東ロームは、関東地方に広く分布する、火山灰がもとになった粘性土です。粒が細かく、低含水比の粘性土の例として扱われます。締固めでは、粘性土向きのタンピングローラが用いられ、含水管理に注意して締め固めます。
セクション別の図解
関東ロームを、突起のタンピングローラが練り込んで締め固めている様子が描かれています。
関東ロームは、粘性土向きのタンピングローラで締め固められます。低含水比の粘性土の代表例として扱われ、突起 (フート) で練り込んで深く締めます。ただし、粘性土は練りすぎるとこね返しを起こして軟らかくなるため、適切な含水状態のときに、練りすぎないよう締め固めることが大切です。水を多く含むと軟弱になりやすいため、含水管理に注意しながら、最もよく締まる状態に近づけて締固めを行います。
左に粒の細かい関東ローム (粘性土)、右に粒の大きい砂質土を並べ、性質と締固めのちがいが対比されています。
関東ロームと砂質土は、性質が大きくちがいます。関東ロームは、火山灰がもとの粒の細かい粘性土で、水を保ちやすく粘り気があります。砂質土は、粒が大きく水はけがよくさらさらしています。締固めでは、粘性土である関東ロームには突起で練り込むタンピングローラが、砂質土には振動ローラが向きます。同じ土でも、成り立ちと粒の細かさによって、性質も向く機械もまったく変わります。
火山灰が長い年月をかけて積もり、風化して細かい粒の関東ロームになっていく流れが時間の経過とともに示されています。
関東ロームが粘性土なのは、火山灰がもとになっているからです。火山の噴火で噴き出した細かい火山灰が、関東地方に長い年月をかけて積もりました。それが風化して、粒の細かい粘性土になったものが関東ロームです。粒が細かいため、水を引きつけて保ちやすく、水を多く含むと軟らかくなりやすい性質があります。締固めでは、この粘性土の性質に合わせて、突起で練り込むタンピングローラを使います。
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