管渠
管渠は、下水道で汚水や雨水を集めて流すための管や水路です。水を低い処理場へ自然に流すため、ゆるやかな下り勾配をつけて埋め、土圧に耐える剛性管などが使われます。下水道の基本となる施設です。
セクション別の図解
まちの地下に勾配をつけて埋設された管渠が、マンホールでつながれて汚水・雨水を処理場へ集める下水道網が示されています。
管渠は、下水道の根幹をなす施設として、まちの地下に勾配をつけて埋設されます。浅い所では地表から掘る開削工法で、深い所や道路を掘り返せない所では地中を押し進む推進工法で施工します。地盤の土質に応じて、管を支える基礎を選びます。古くなった管渠の更新や、地震・集中豪雨への対策が課題です。汚水や雨水を確実に集めて流す、下水道に欠かせない施設です。
勾配で自然に流す下水道の管渠と、圧力をかけて送る上水道の配水管が、流し方と必要な強さのちがいで対比されています。
管渠は、上水道の配水管と流し方がちがいます。管渠は、下水道で汚水や雨水を、おもに下り勾配で自然に流します。満水にせず、流れに余裕をもたせます。土の中に埋めるため、上からの土圧に耐える剛性管などが使われます。配水管は、圧力をかけて満水で水を送るため、内側からの水圧に耐える必要があります。下水道(自然流下)と上水道(加圧)のしくみのちがいが、管の使い方に表れています。
管渠がゆるやかな下り勾配で汚水を自然に流しつつ、地盤に応じた基礎で土圧を受け止めて埋設される様子が示されています。
管渠が水を流せるのは、ゆるやかな下り勾配をつけて、水を低い方へ自然に流すからです。流す量(流量)に応じて、勾配と管の太さ(管径)を決めます。勾配がゆるすぎると流れが遅く詰まりやすく、急すぎると土砂が流されて管を傷めます。また、地中に埋めるため、上の土圧に耐える管が必要です。地盤がやわらかいか硬いかに応じて、管を支える基礎(砂基礎・コンクリート基礎など)を選んで施工します。
関連用語
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