地盤改良工法
地盤改良工法は、やわらかい地盤や水を含んだ地盤を、締固め・薬剤・置きかえなどで強くしたり安定させたりする工事の総称です。透水試験などで地盤の弱点が分かったとき、構造物や盛土を安全に支えられるようにするために行います。
セクション別の図解
地盤調査や透水試験で地盤の弱点を把握し、その結果に応じて適した地盤改良工法を選んで実施する流れが描かれています。
地盤改良工法は、地盤調査の結果をもとに選びます。標準貫入試験や透水試験などで、地盤の硬さ・締まり具合・水の通りやすさを調べ、どこにどんな弱点があるかを把握します。その結果、構造物や盛土を支えるには強度や支持力が足りないと分かれば、地盤改良を行います。弱さの原因や深さに応じて、締固め・薬剤・置きかえなどの工法を選び、実施します。調査にもとづいて工法を選ぶことが、効果的な改良につながります。
左から、地盤を締め固める方法、薬剤を混ぜて固める方法、良質土に置きかえる方法の3つが並べて対比されています。
地盤改良工法には、いくつかの方法があります。1つは、地盤を締め固めてすき間を減らし、密にして強くする方法です。もう1つは、地盤に薬剤 (セメントなど) を混ぜて固め、強度をもたせる方法です。さらに、やわらかい土を取り除いて良質な土に置きかえる方法もあります。地盤の弱さの原因や深さ、工事の規模に応じて、これらの中から適した方法を選びます。目的は共通して、地盤を構造物に見合う強さにすることです。
改良前は荷重で沈む弱い地盤が、改良後は強度と支持力が上がって沈まなくなる様子が対比して示されています。
地盤改良が効くのは、地盤の弱点を補うからです。やわらかい地盤は、すき間が多く水を含んでいて、荷重を受けると沈下したり、地震のときに液状化したりします。地盤改良では、すき間を減らして密にしたり、薬剤で粒どうしを固めたりして、地盤の強度と支持力を高めます。その結果、構造物の重さを受けても沈まず、地震にも強い地盤になります。弱点に応じて適した方法を選ぶことで、安全に構造物を支えられるようになります。
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