移動式クレーン
移動式クレーンは、原動機を内蔵して現場内外を移動でき、動力で荷をつり上げて運ぶクレーンです。アウトリガーで車体を安定させ、定格荷重や作業半径を守ることが安全作業の基本です。試験では、安全措置と担当者の役割の区別が頻出です。
セクション別の図解
現場中央でアウトリガーを張った移動式クレーンが、フックで資材をつり上げている様子が描かれています。
移動式クレーンは、自分で移動できる車体に、荷をつり上げる装置を備えた機械です。必要な場所へ移動して作業できる反面、地盤、作業半径、荷の重さで安定が大きく変わります。大きな釣りざおを車に載せたような機械なので、足元を固めてから荷をつることが基本です。
運転者、玉掛け者、合図者がそれぞれ配置され、合図に合わせてつり荷を移動する流れが描かれています。
操作では、運転者だけでなく、玉掛け者 (荷にワイヤを掛ける人) と合図者の連携が欠かせません。運転席から死角になる場所が多いため、合図者の合図を共通の言葉として使います。移動式クレーン作業では、荷を上げる前の確認、ゆっくりした巻上げ、周囲への声かけを一連の流れで考えます。
車体、旋回体、ブーム、フック、アウトリガーにラベルが付き、各部品の位置関係が分かる構成です。
構造では、ブームが腕、フックが手、旋回体が腰、アウトリガーが踏ん張る足にあたります。ブームを長く伸ばし、遠くの荷をつるほど転倒しやすくなります。移動式クレーンは部品ごとの役割を知ると、なぜ作業半径や定格荷重を守る必要があるかを理解しやすくなります。
定格荷重の表示板と、つり荷の下を立入禁止にした区画が並び、安全確認の要点が示されています。
安全上の注意点は、定格荷重 (その条件で安全につれる最大の重さ) を超えないことと、つり荷の下に人を入れないことです。荷は止まって見えても、風や旋回で揺れることがあります。移動式クレーン作業では、荷の重さ、ブームの角度、地盤の強さ、立入禁止範囲を毎回確認します。
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