飽和度
飽和度は、土のすき間(間隙)の体積に対して、水がどれだけ占めているかの割合です。百分率で表し、すき間がすべて水で満たされると100%になります。三相モデルから求める、土の湿り具合を表す指標です。
3 枚の画像で解説
セクション別の図解
飽和度から土の湿り具合を判断し、締固めや液状化の検討に生かす様子が示されています。
飽和度は、土の湿り具合を数値で把握するのに使われます。締固めでは、すき間の空気を追い出して密にしますが、飽和度が高すぎると水が邪魔をしてうまく締まりません。また、地下水位より下のゆるい砂地盤は飽和度が高く、地震時に液状化しやすくなります。三相モデルから計算できる基本的な値として、締固め管理や液状化の検討に役立ちます。
飽和度(間隙に対する水)・含水比(土粒子に対する水)・間隙率(土全体に対するすき間)が、基準のちがいとして対比されています。
飽和度は、含水比や間隙率と混同されやすいですが、表すものがちがいます。飽和度は、すき間のうち水が占める割合です。含水比は、土粒子の質量に対する水の質量の割合です。間隙率は、土全体に対するすき間の割合です。いずれも三相モデルから求めますが、何を分母にして何の割合を見るかがそれぞれ異なります。
すき間が空気だけの乾いた土(飽和度0%)から、すき間が水で満たされた飽和土(100%)まで、段階的に示されています。
飽和度は、土の湿り具合を0%から100%で表します。すき間がすべて空気なら飽和度0%(乾燥)、すべて水なら100%(飽和)です。地下水位より下の土は、すき間が水で満たされて飽和度がほぼ100%になります。飽和度は、締固めのしやすさや、地震時に砂地盤が液状化するかどうかにも関係する、重要な状態量です。
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