フート
フートは、タンピングローラのドラム表面に多数つけられた突起のことです。突起に荷重が集中することで、土の深くまで強い力が伝わり、高い締固め効果が得られます。粘性土の締固めを得意とする一方、表面を荒らすため路床の仕上げには向きません。
セクション別の図解
粘性土を深く締め固めるタンピングローラと、表面が荒れるため路床仕上げには使わない様子が対比して描かれています。
フートは、粘性土の締固めで活躍します。タンピングローラに装備され、突起で粘性土を深くまで練り込んで締めます。一方、フートは表面に突起の跡を残し、粘性土を練り返して軟らかくするこね返しを起こすことがあります。そのため、平らに整えたい路床の仕上げ転圧には通常用いません。フートは「深く強く締める」のが得意で「平らに仕上げる」のは不得意、という長所と短所をあわせもちます。
左に突起 (フート) の付いたタンピングローラのドラム、右に平らな鉄輪を並べ、締固めのしかたのちがいが対比されています。
フートの付いたドラムと、平らな鉄輪では、締固めのしかたがちがいます。フートは、突起の先に荷重を集中させて土の深くまで食い込み、粘性土を練り込んで締めるのが得意です。平らな鉄輪は、面で土を押さえ、表面を平らに締めるのに向きます。粘性土には突起のフート、砂質土には振動の鉄輪、というように、土質に応じて使い分けます。フートは深く強く締める反面、表面は荒れます。
フートの先端に荷重が集中し、その一点に大きな圧力が生まれて土の深くまで食い込んでいく様子が示されています。
フートが深くまで締め固められるのは、突起の先に荷重が集中するからです。同じ重さでも、平らな面で支えるより、小さな突起の先で支えるほうが、その一点にかかる圧力は大きくなります。この大きな圧力が、土の深くまで届きます。粘性土では、フートが土を練り込みながら深くまで締めるため、よく締まります。ただし、練り込む動きが表面を荒らすため、仕上げには向かない、という特徴にもつながります。
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