ダンプトラック
ダンプトラックは、荷台を後ろや横に傾けて、積んだ土砂を一度に降ろせるトラックです。掘った土や砕石などを運ぶ代表的な運搬機械で、運ぶ距離や量、現場の道の状態に応じて大きさや種類を選んで使います。
セクション別の図解
ダンプトラックが、掘削現場で土を積み、決められた運行経路を通って捨て場や盛土箇所で降ろし、また戻ってくる流れが示されています。
ダンプトラックは、土工事をはじめ、舗装や基礎工事など、材料を運ぶあらゆる場面で活躍します。現場では、安全と効率のために、走る道(運行経路)と、積み込む場所・降ろす場所(積卸し場所)を前もって計画します。ダンプは、掘削現場で積み、運搬先で降ろし、また戻ってくるという往復のサイクルを繰り返します。一回あたりの運搬時間からサイクルを計算し、必要な台数を決めて効率を管理します。場内では、人との接触を防ぐため、誘導員による安全な誘導が必要です。
土砂を運ぶダンプトラックと、土砂を掘ってダンプに積み込むショベル系の機械が、役割のちがいで対比されています。
ダンプトラックは、ショベル系の掘削機械と役割がちがいます。ダンプトラックは、土砂を「運ぶ」ことが仕事です。掘ったり積んだりはできません。バックホウやローディングショベルといった掘削機械が土砂を「掘って」、ダンプトラックの荷台に「積み込み」ます。ダンプはそれを運搬先まで運んで降ろします。土工事では、この掘削機械とダンプトラックを組み合わせて、掘る・積む・運ぶの流れをつくります。両者の能力のつり合いをとることが、効率のよい工事の鍵になります。
運搬距離・運ぶ土の量・現場の道の状態に合わせて、ダンプトラックの大きさや種類、必要な台数を決めるしくみが示されています。
ダンプトラックをうまく使えるのは、現場の条件に合わせて選ぶからです。運ぶ距離が長く量が多いほど、大きなダンプや多くの台数が必要になります。舗装された道なら一般的なタイヤ式、軟らかい未舗装の現場では走破性の高い種類を選びます。また、土砂を掘って積み込む掘削機械の能力とのつり合いも大切です。ダンプが多すぎても待ち時間が生まれ、少なすぎても掘削機械が待ちます。安全のため、決められた量を超えて積む過積載は禁止されています。
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