道路土工
道路土工は、道路をつくるために行う切土・盛土・整地などの土の工事全体をまとめた呼び方です。地面を削って低くしたり、土を盛って高くしたりして道路の土台の形をつくります。盛土材料の選び方や締固めの良し悪しが、完成後の道路の安定を大きく左右します。
セクション別の図解
まき出した盛土材料を薄い層に広げ、ローラで1層ずつ締め固めながら積み上げていく現場の様子が描かれています。
道路土工で丈夫な土台をつくるには、いくつかのポイントがあります。沈みにくく崩れにくい良い盛土材料を選び、土を厚く一度に盛らずに薄い層に広げて (敷均し)、1層ごとにローラで締め固めます。締まり具合は締固め度などで確かめ、決められた品質を満たしているかを確認します。こうした地道な積み重ねが、長く使える安定した道路につながります。
左に地山を削る切土、右に土を盛る盛土を並べ、両方を組み合わせて道路の高さをそろえる様子が対比されています。
道路土工は、大きく切土と盛土に分かれます。切土はもとの地山を削って低くする工事で、自然の地盤を切るため斜面の安定に注意します。盛土は土を運んで高くする工事で、人工的に積むため締固め不足だと沈下しやすくなります。実際の道路工事では、地形に合わせて切土と盛土を組み合わせ、決められた高さと平らさの土台に仕上げます。
一番下の土工部から、路盤、舗装へと下から順に積み上がっていく道路の層構造が、矢印付きで示されています。
道路は、下から順に層を積み上げてつくります。まず道路土工で土の土台 (路体・路床) をつくり、その上に路盤、さらに舗装 (基層・表層) を重ねます。一番下の土台が沈んだり崩れたりすると、その上の層もいっしょに変形してしまいます。だから道路土工の段階で、適した材料を選び、しっかり締め固めて丈夫な土台をつくることが、道路全体の品質を決める土台になります。
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