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用語集/AE剤
共通工学

AE剤

AE剤は、コンクリートの中に小さく独立した空気泡を均一に入れる混和剤です。泡がボールベアリングのように働いて作業性をよくし、凍った水が膨らむ逃げ場にもなるため、寒冷地での凍結融解による傷みを減らします。

4 枚の画像で解説

セクション別の図解

寒冷地のコンクリート断面を斜めから見た図で、内部に小さな独立気泡が均一に散らばる状態が示されています。

AE剤は、コンクリート中に微細で独立した空気泡を連行する混和剤です。泡は小さなクッションや球のように働き、フレッシュコンクリート (まだ固まる前の状態) を動かしやすくします。さらに、凍結時に水が膨らむ逃げ場をつくるため、寒冷地の凍結融解に対する抵抗性を高めます。

施工中のフレッシュコンクリートが近接表示され、流れやすさの改善と寒冷地構造物への使用場面が矢印でつながっています。

用途としてのAE剤は、打込みや締固めをしやすくしたいコンクリートや、凍結融解を受けやすい寒冷地の構造物で使われます。たとえば道路橋、擁壁、寒い地域の舗装などでは、冬に水が凍って膨らむ力が問題になります。AE剤で適量の空気を入れると、施工時の扱いやすさと耐久性の両方をねらえます。

AE剤、流動化剤、収縮低減剤、防錆剤の四本の薬剤ボトルが横に並び、それぞれの主目的だけがラベル表示されています。

混和剤の差異は、何を改善するために入れるかです。AE剤は微細空気泡で作業性と耐凍害性を高めます。流動化剤は水を増やさず流れやすくし、収縮低減剤は乾燥による縮みを抑え、防錆剤は鉄筋のさびを抑えます。AE剤は空気泡を通じてフレッシュ性状と凍結融解抵抗性に関わる材料です。

硬化コンクリートの顕微鏡風拡大図で、独立気泡の周りへ凍った水の膨張圧が逃げる様子が描かれています。

性質として重要なのは、AE剤がつくる空気泡が細かく、互いにつながらず、全体に均一に分布することです。泡が大きすぎたり偏ったりすると強度低下が目立ちますが、適切な空気量なら凍結水の逃げ場として働きます。コンクリート内部の水が凍ると体積が増えるため、空気泡が小さな余裕スペースになり、ひび割れを防ぎやすくします。

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