締固め目的空気排出
締固め目的空気排出は、盛土をローラなどで押し固め、土のすき間に残る空気を外へ逃がして乾燥密度を高める考え方です。含水比 (土に含まれる水の割合) を大きく変えず、強度や支持力、安定性を上げるために行います。
4 枚の画像で解説
セクション別の図解
中央にローラで締め固められる盛土の断面があり、土のすき間から空気が矢印で抜け、下側ほど密になっていく様子が描かれています。
締固め目的空気排出は、土の中の空気を追い出して粒どうしのすき間を小さくし、盛土を固く安定させる考え方です。布団を上から押すと中の空気が抜けて薄く締まるのに似ています。水を足すことが目的ではなく、同じくらいの含水比で乾燥密度、強度、支持力を上げる点が施工管理の基本です。
左に締固め前、右に締固め後の三相図が並び、土粒子と水の量はほぼ同じまま、空気の部分だけが小さく示されています。
締固め目的空気排出の密度原理では、土を土粒子・水・空気の 3 つに分けて見ます。ローラの力で空気が抜けると、同じ体積の中に入る土粒子の割合が増えるため、乾燥密度が上がります。含水比は水の重さと土粒子の重さの比なので、水を増やさない限り大きく変わりません。
左にローラ回数などを決める工法規定方式、右に密度などで確認する品質規定方式が置かれ、中央に共通目的が示されています。
工法規定方式は「何回転圧するか」のように作業方法を決めるやり方です。品質規定方式は「どの密度まで仕上げるか」を結果で確認するやり方です。管理の入口は違いますが、どちらも締固め目的空気排出によって乾燥密度と安定性を確保する点は同じです。
締固めは、土のすき間に残る空気を外へ逃がし、土粒子を密にする作業です。含水比を大きく変えるのではなく、乾燥密度を高めます。
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