細粒分
細粒分は、土に含まれる粒の細かい部分のことで、粘土やシルトなどの細かい粒を指します。細粒分が多いと水を保ちやすく粘り、少ないと水はけがよくなります。締固め材料の性質や、どの機械が向くかは、この細粒分の量によって変わります。
セクション別の図解
適度な細粒分を含んでよく締まる材料と、細粒分が多すぎて軟弱になる材料を対比した様子が描かれています。
細粒分の量は、締固め材料を選ぶときの手がかりになります。適度に細粒分を含む材料は、大きな粒のすき間を細かい粒が埋めるため、締め固めると密で丈夫になります。細粒分が少なすぎると、水はけはよいものの締まりにくいことがあります。逆に多すぎると、水を抱え込んで軟弱になりやすくなります。材料の細粒分の量を見て、締固めやすさや、向く機械を判断します。
左に細粒分が多く粘る土、右に細粒分が少なく水はけのよい土を並べ、性質のちがいが対比されています。
細粒分の量によって、土の性質は大きく変わります。細粒分が多い土は、細かい粒が水を引きつけるため、水を保ちやすく粘り気が出ます。細粒分が少ない土は、すき間が大きく水はけがよく、さらさらしています。この性質のちがいによって、向く締固め機械も変わります。水を保ち粘る土には突起のタンピングローラ、水はけのよい土には振動ローラ、というように使い分けます。
細かい粒ほど、同じ体積でも表面積が大きくなり、その表面に水を引きつけて抱え込む様子が拡大して示されています。
細粒分が土の性質を左右するのは、細かい粒ほど水を引きつける力が強いからです。粒が細かいほど、同じ量でも全体の表面積が大きくなります。粒の表面は水を引きつけるため、細粒分が多いほど多くの水を抱え込み、粘り気が出ます。逆に細粒分が少ないと、水を抱えにくく水はけがよくなります。このように、細粒分の量が、土が水を保つか通すかという基本の性質を決めています。
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