プラスチシティ
プラスチシティは、フレッシュコンクリートが型枠の中になじみやすく、材料が分離せずにまとまっている性質のことです。形を変えても崩れにくく、型枠のすみずみまで分離せずに充てんしやすい状態を表す、施工性の性質の一つです。
セクション別の図解
ワーカビリティーを構成する性質の一つとして、プラスチシティが材料分離を防ぎ、よい施工を支える様子が描かれています。
プラスチシティは、フレッシュコンクリートの施工性を表す性質の一つです。施工のしやすさ全体を指すワーカビリティーは、コンシステンシーやプラスチシティ、仕上げのしやすさを表すフィニッシャビリティーなどの性質から成り立っています。プラスチシティが良いと、材料が分離せず型枠になじむため、むらのない品質のよいコンクリートになります。配合や骨材の選び方を工夫して、適切なプラスチシティを確保します。
型枠になじむまとまりやすさを見るプラスチシティと、変形のしにくさを見るコンシステンシーを並べ、見る性質のちがいが対比されています。
プラスチシティとコンシステンシーは、どちらもフレッシュコンクリートの性質ですが、見ている点がちがいます。プラスチシティは、型枠になじみやすく、材料が分離せずにまとまっている「まとまりやすさ・崩れにくさ」を表します。コンシステンシーは、変形や流動に対する抵抗、つまり「軟らかさ・硬さの度合い」を表します。まとまりやすさを見るのがプラスチシティ、軟らかさの度合いを見るのがコンシステンシー、というちがいがあります。
プラスチシティの良いコンクリートが、分離せずに型枠の角や鉄筋のすき間までしっかり入り込む様子が示されています。
プラスチシティが大切なのは、まとまりが良いほどきれいに充てんできるからです。コンクリートは、セメントペースト・砂・砂利などが混ざったもので、扱いが悪いと骨材だけが分かれて沈む (材料分離) ことがあります。プラスチシティが良いと、形を変えてもばらばらにならず、ひとまとまりのまま型枠の角や鉄筋のすき間まで入り込みます。その結果、すき間のない、むらのないコンクリートになり、よい仕上がりと品質につながります。