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用語集/オールケーシング全長ケーシング
専門土木

オールケーシング全長ケーシング

オールケーシング全長ケーシングは、場所打ち杭で掘った孔の全長に鋼製のケーシングチューブを入れ、孔壁を筒で支えながら掘削する工法です。安定液に頼りにくい地盤でも、崩れを防いで杭をつくれる点が重要です。試験では、仕組み、適用条件、似た用語との違いが頻出です。

4 枚の画像で解説

セクション別の図解

地盤の断面中央に長いケーシングチューブが入り、掘削孔の上から下まで孔壁を支えている様子が描かれています。

オールケーシング全長ケーシングは、場所打ち杭の孔を鋼製の筒で全長にわたって守る考え方です。柔らかい地盤で穴を掘ると、側面の土が崩れて中へ入ることがあります。そこで筒を先に入れ、井戸の内側を管で保護するように孔壁を保ちます。安定液を主役にする工法と違い、ケーシングチューブ自体が崩壊防止の中心になります。

掘削孔の左右から土圧の矢印がケーシングへ向かい、鋼製の筒が孔壁の崩れを受け止める構図です。

メカニズムの中心は、周囲の土が孔の中へ押し出そうとする力を、ケーシングチューブが受けることです。何も支えがない穴は、砂山に穴を掘ったときのように側面が崩れやすくなります。オールケーシングでは、筒が型枠のように働き、掘削中の孔径と形を保ちます。水や泥水の圧力で支えるのではなく、鋼材の剛性で土圧に抵抗する点が原理です。

横一列に4つの場所打ち杭工法が並び、孔壁保護の方法としてケーシング、安定液、泥水などが色分けされています。

差異を見るときは、孔壁を何で守るかに注目します。オールケーシングは鋼製ケーシングを全長に入れるのに対し、アースドリルは安定液、リバースは泥水循環が重要になります。同じ場所打ち杭でも、掘削機械や排土方法だけでなく、孔壁保護の主役が違います。

オールケーシング全長ケーシングは、掘削孔の全長を鋼製ケーシングで支えながら掘る場所打ち杭工法です。不安定な地盤でも孔壁を保ちやすくなります。

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